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通常、ベンチャー・キャピタルが投資をするまでのプロセス

ベンチャー・キャピタルが投資をするまでのプロセスを見てみましょう。

  • タームシートの締結
  • デューデリジェンス
  • 投資契約締結
  • 投資の実行

次にタームシートの締結を今回見ていきましょう。

 

  • タームシートの締結

ゼロ段階として、守秘義務契約を締結する場合があります。この点、注意が必要なのですが、起業家の中で、守秘義務契約を締結しないとお話しできないとお考えの方もおります。ご説ごもっともな意見です。自分の考えたアイデアを盗用されてたまるものか。その気持ちよくわかります。ですが安心してください。そもそもあなたの考えにそれほどの価値はありませんから。それほど価値があるならば、特許申請でもしておいてはいかがでしょうか。投資家に話して、それをパクッて商売したら損害賠償請求ができますよ。その方がおいしいですよ。自分でビジネスリスクを負う必要ないんだから。

中には守秘義務契約を結んでくれる投資家もいます。なので一応投資家に聞いてみてください。断られたらあなたがそれ以上話を進めるべきか否かを判断すればいいと思います。ちなみにシリコンバレーでは守秘義務契約を締結しない例が多いのです。これはなんでかといいますと、投資家がそれをばらしたいわけではなくて、自分だけで判断できない場合、そもそもその技術については、それを持ってきた起業家が一番詳しいわけで、それ以上知っている投資家はいないわけです。だから真似しようと思っても、真似なんてできません。投資家は投資を行うために、専門的なことは、その技術の真偽、実現可能性を専門家に尋ねて聞きたいのです。そこで守秘義務契約を締結して、誰にも相談できないとか、相談するのにいちいち許可がいるとなったら、面倒くさいからいいや、になります。そのため、守秘義務契約締結を絶対にしたら、その後話が続かないことも覚悟しておいてください。

もちろん、守秘義務契約を締結してくれる投資家としか話をしたくない、といって、そのような投資家を見つけるのも全ては起業家の自由です。言いたいことは守秘義務契約を締結することが当たり前でもなければ、だからと言って、締結しないことも当たり前ではない、全ては相互の合意によるということです。投資家の中には、守秘義務契約の締結に簡単に応じてくれる人もいます。

 

守秘義務契約でずいぶん紙幅を割いてしまいましたが、タームシートとは、どの程度の金額を投資して何割の持ち分が欲しいのかについて、予め確認しておくシートです。細かいところは次のデューデリジェンスを行って、交渉を行って決めますが、法定期拘束力はないまでも、このタームシートを基準にして投資契約まで進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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