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安定を第一に考えると、お金持ちにはなれません。

これをやめなきゃ決してお金持ちになれない考え方はいくつかあります。そのうちの一つが「安定感を基準にすること」です。

 

人間生きていくには一番心地よいものが安定感です。昨日も今日も明日も変わらず同じ方がラクです。ラクだけど楽しくないのはこれ如何にですが、我々は農耕民族ですから、突然突拍子がないことを嫌うDNAが残っているのではないかと思います。これもまた当然のことですが、一定以上の安定感は人間にとっての必要条件です。最低限生活できるかどうか、それを脅かすものは拒絶するのが人間です。毎日、明日生活できるかわからないぜみたいなアクロバティックな人がいたら、そういう人の身の回りには近づかない方が賢明です。しかし、あまりにも安定感を求めると退屈だったりもしますし、退屈どころか、人間の生活の質を劣化させる原因の一つになっています。

 

マクロスケールの話をすると、地球は1日に一回転(実際は23時間56分4.1秒)し、太陽の周りを1年間(実際は365.2422日)で一周することが何億年も変わらず続いています。変わらないことはあれど、自然界にそれほど確実なことはあるでしょうか。我々人類にしても、諸説ありますが、チンパンジーと分岐したのが200万~1,000万年前と言われていますし、数多くの生物が絶滅しています。人類とて今後どうなるかわかりません。ネアンデルタール人は3万年前に絶滅したといわれています。自然の摂理は不変かもしれませんが、そうでないものは全く安定してはいないのです。木は安定して何千年もそこにありますが、台風が来てなぎ倒されてしまうかもしれません。木に意思があったとしても、明日はどうなるかなんて心配はしないでしょう。つまり自然界には安定とか確実性は何一つ保証されてはいないのです。

 

安定や確実性は自然の摂理にはないのです。しかし人間はその自然の摂理に反して、安定性や確実性を求めています。人が高学歴を求めるのも、世間的に有名な会社に行きたいと思うのも、自慢したいから、ということもあるかもしれませんが、そんな俗なことではなく、もっと生物学的な選択です。それは安定感につきます。もはや経団連の会長さんが今年度初め頃、仰ったように、「終身雇用なんてもう守れない」と言っているのに、大きな会社の安定感に惹かれます。

 

全く知らない人に会うときも、得体のしれない奴よりは、肩書がしっかりしている人に会った方がいいと思っているでしょう。

 

選択するときは絶対の確信で決めているのです。この選択をした方が、最も確実で安全だと。しかし一瞬にして、その選択肢が瓦解し、不安定なものに変わることはよくあります。人生に安定はない、まずこのことを肝に銘じましょう。

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