BLOG

リーダーシップの訓練としてのウィン・ウィンという考え方

よほど相手を嵌めようと思っている詐欺師クラスの人間でない限りは、あなたのウィン・ウィンの決意を理解してもらえると思います。これはリーダーシップの訓練にもなることでしょう。

 

ウィン・ウィンは生活や仕事における原則ですから、誰もが自分の生活で、その相互理解のプロセスを経験し、実践できるはずです。それで双方の利益を求めることで、より大きな自分のウィンが確保できると、ほとんどの人を説得できます。しかし中々ウィン・ルーズの価値観から抜けられない人や詐欺師、このような人間と対峙してしまえば、今回は取引を行わないという選択肢を用いざるを得ません。子供の頃からゼロサムゲームを当たり前のように思ってしまうと、目の前の人に自分の利益が取られるのではないかと思い、中々警戒心を解いてくれません。詐欺師は説得するだけ無駄です。但し、お互いにウィン・ウィンになれると思ったら、一緒になって他の人を騙しに行こうと言われるだけでしょう。そういって騙しておいて、自分だけがトンズラし、人に責任を押し付けてきます。概ね詐欺師で捕まっている人は本当の黒幕でないか、中途半端な悪と思った方がいいでしょう。

 

少し話がずれました。信頼関係の高いときでも、全ての決定や取引がウィン・ウィンである必要はありません。ここでポイントになるのはお互いの関係です。あなたの言っていることがすべて理解できず、しかも納得しきれないと思っても、会社の同僚同士であれば、その相互理解のプロセスを行う時間がないときは、「今回は説明している時間がないのだが、よろしく頼む」の一言で、協力してくれるでしょう。それはお互いに信頼関係が築かれている場合です。しかも関係が強ければ強いほど、あなたの考え方を尊重して協力しようとしてくれます。さらに、あなたの意図を汲み取って、よりその提案の成功に向けて、自分の持てる力を発揮してくれることでしょう。

 

逆に信頼関係が不十分であれば、心から支援することはありません。口先では支援すると言っていても、目の前から離れたすきに、熱意などは見せることがありません。しかもあなたの提案を成功させるために必要な労力を出し惜しんで、仕事をいい加減に勧め、その案が上手くいかなかったら、心の中では「そんなもんだろ」と思っているに違いありません。言われたことはするが、それ以上のことは一切しようとせず、その結果に対して全く責任を引き受けようとしないものです。

 

基礎となる人格や信頼関係がなければ、合意は紙くずにすぎません。それゆえ、ウィン・ウィンを求めるならば、それを可能にする関係を築くことに取り組まなければならないのです。

関連記事一覧