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自分がいなくても回る仕組みを作らないと、いつまでたってもお金持ちにはなれない

会社を作ると、法的に自分個人とは別人格になります。会社はその代表取締役が死んでも、登記上は残り続けます。厳密には10年も登記の異動がなければ法務局の職権で登記が消されますけれども。代表が死んだとしても、会社は事業として継続させるのが良いに決まっています。そこに勤めたり、関わっている人がいつまでも生活していけるように。そのためには事業は数年か数十年単位で新規事業に取り組んで育てていかなければなりません。

会社は理論上は死にません。人間は不老不死ではありえません。ですからどうあがいても、自分がいなくても回る仕組みを作らざるを得なくなります。自分の代わりに誰かが社長をやっても回る仕組みですね。そのためには、自分が社長を務めているうちに、後世の人材を育てるのももちろんのこと、そもそも自分が会社に出勤しなくても回る仕組みを作っておくことがベストになります。

もう少し難しい言葉で言えば、システムや仕事の手順を整備しておいて、だれでも業務が回せる仕組みを作って、自分が会社に出勤しなくても業務が回る状態にすることです。自分なしでも業務を回る仕組みというのは、案外難しいものです。お金の管理やインセンティブ制度も絡んできます。今の政治や官僚さんを見ていればわかる通り、好き放題。国民に借金という責任をまるっきり背負わせる、そんな体質になってしまっています。国民がモニタリングしていないからそうなります。会社でも社長が見ていないと、好き勝手やりだします。あとは自分だけ良ければいい、それ以上面倒なことはしていられるか、従業員はそんな気持ちでしか仕事なんてやらないんです。だからこそインセンティブ、信賞必罰、実績を出したら報酬を上げる、期待値を上回らなければ下げる、ということをドラスティックにやらなければなりません。それは従業員の生活維持以上に必要なことです。会社や事業の存続が社長が考えるべき役割です。それで従業員がもっとお金が欲しいというのなら、金を稼ぐ仕事を他で見つけろ、でいいんじゃないでしょうか。報酬は一度上げると厄介です。それがもらえるものと勘違いして、お金の使い方も緩くなります。

人に任せられる仕組みと自分がいなくても大丈夫な仕組みは同時進行にします。自分も比較的に全て自分でやらないと気が済まない性格なんですが、おそらくその気持ちの根底にあるのは、自分に対する過信というよりはむしろ、自分がいなくなっても回るようになったら、その会社での自分の存在価値がなくなってしまうのではないかという恐怖感にあるのではないかと思います。社長は自分で手足を動かさなくなったとしても、「自分がいなくなったら、実は終わりだよこの野郎」ぐらいな余裕をかました方がいいと思います。自分に依存する仕組みにして、自分をその仕事から逃れられないようにしているのは自分自身でしかありません。

人のできることには限界があります。1日24時間しかないのです。自分の力に頼っていては、どこかで限界が来ます。大切なのは自分がいなくても会社が回る仕組みを作ることです。仕事は生活の糧であり、人生の楽しみではありますが、仕事だけに終われる生活を送っているのは本末転倒でもあります。自分がいなくても回る仕組みを作らないかぎり、本当のお金持ちにはなれません。起業しても時給いくらの仕事になってしまっていますから。

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