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お互いがウィン・ウィンに関係になるうえで必要なこととは

ウィン・ウィン以外の関係であれば、取引をしない方が、お互いに中長期的に良い関係が築けます。どちらかが犠牲になって、他者が良い思いをしている関係は長続きしません。それでも関係を持っていた方が何かと良いと考えて、何年にもわたって、ウィン・ウィンを目指すと言いつつも、どちらかがウィン・ルーズ、ルーズ・ウィンとなっている状況を繰り返すことがありますが、お互いに大きな問題を残し続けることになります。

 

競合がいる場合、そしてその競合とそのお客との関係がウィン・ウィンであった場合には、自社の取引に大きな影響を与えます。当然、お客はその競合に取られることになるでしょう。結局取引をしないという選択肢を、サービス提供者の方で持たないと、問題の先送りになってしまいます。サービス内容を改善すれば、競合に負けないかもしれないのです。

 

人間損をしてしまったと思うと、一度離れてしまえば二度と戻ることはありません。損をしていなければ、ウィン・ウィンの関係になれると思ったらまた戻ってくるでしょう。

 

ウィン・ウィンを考えるには、自覚、想像力、良心、自由意思と言った人間の持つ性質を必要とします。他者に善い影響を与え、相互に利益を得る姿勢が求められます。ここで相互利益をもたらすには、お互いに大きな勇気と思いやりを必要とします。相手がウィン・ルーズを試みている相手には注意が必要になります。

 

このためにはリーダーシップが必要になる場面も出てくるでしょう。対人間関係において、効果的なリーダーシップを発揮するためには、率先力、安定性、方向性、知恵、そして力を要します。ウィン・ウィンは人間関係を成功させる基礎です。それは人格から、関係に進み、合意が生まれます。ウィン・ウィンとは、それを支える仕組みの中で形作られ、そのプロセスで達成されます。ウィン・ルーズやルーズ・ウィンの手段で、最終的にウィン・ウィンの関係を作ることはできないのです。

 

人格はウィン・ウィンにとっての全ての基礎になります。それはまず、誠実であることです。自分の価値観を持ち、日頃の生活で、その価値観を主体的に計画し、実行していくことです。ここで有意義な決意と約束をすることで、それを守る力を身につけ、自覚と自由意思を育成します。自分の望むウィンとは何かがわかっていなければ、自分のウィンを求めることができません。これがわかって初めて、他者との約束ができ、守れなければ、自分の決意が無意味なものになってしまいます。こういう状況になると、自分も他人もそれを知り、自分の二面性を相手も感じ取って、心を閉じてしまうでしょう。信頼の土台が根本から崩れ去り、ウィン・ウィンは表面的なスローガンになってしまいます。誠実さこそが全てのベースなのです。

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