BLOG

ウィン・ウィンの関係を作るために必要なこと

よくお互いがウィン・ウィンの関係になることが大切と色々なところで言われています。改めて説明するまでもないですが、ウィン・ウィンとは、自分もいい思いをして、相手もいい思いをすること、そして当事者が欲しい結果をお互いに得ることと言えます。成長している社会では、取り分が大きくなっていますから、その取り分の平等感や公平感はさておき、全員がその拡大する取り分に預かれるわけですから、そのうちの結構な部分を誰かが持って行ったとしても、それほど大きな問題にはなりません。その取り分をいちいち誰かに公表することがなければ。

 

今の世の中は成長するのが困難な時代になってしまっていますから、一定の持分をみんなで取り合うことの方が多くなってしまいます。不足している分を取り合ったら、誰かが完敗にならなければなりませんから、こういった時にはウィン・ルーズの関係になります。ウィンが自分なら問題はない、と言うことにはなりません。それは社会のどこかにひずみとして現れます。

 

まず一番問題のないウィン・ウィンですが、結果論だけではなく、そもそもの気持ちの持ちようが必要なのだと思います。最初から、あいつを嵌めてやろうでは、ウィン・ルーズですよね。それではお互いの人間関係が継続しません。最初から、お互いに儲けようでなくてはいけません。つまりウィン・ウィンとは全ての関係で相互の利益を求める気持ちとメンタルのことです。ここではお互いに合意し、解決策を打ち出します。ここで得られた解決策では、全ての当事者が心から納得し、合意した行動計画を実行しようと決意します。むしろウィン・ウィンは競争ではなくて、協力だと思われます。

 

普通の思考回路では、強いか弱いか、勝つか負けるかといった二分法で考えがちですが、それは原則論ではなく、力関係や地位に基づいてしまっています。ウィン・ウィンの考え方は、全員を満足させる十分な結果があるはずだとの基本原理から成り立っています。ある人の成功は、他人の成功を犠牲にしなくても達成できるのです。

 

次にウィン・ルーズは、自分が勝てばあなたが負けるという考え方です。あなたは不満だろうが我慢しろ、という独裁者的な考え方にすぎません。地位が上の人が地位が下の人に向かって言うような感じですが、そういう比較が癖になってしまうと、ウィン・ルーズが癖になります。〇〇すれば△△になる。そこでみんな〇〇を目指します。ここで起きるのは競争で、△△を得るための奪い合いが起きます。大学入学の椅子取りゲームも一種のウィン・ルーズと言えます。大企業への入社も同じようなものですね。

 

ただ、これはある一つの価値観に基づいたゲームと言うだけの話です。

 

関連記事一覧