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不思議とリスクを負うサラリーマン。だから金持ちにはなれない。

堅実に生きているように見えて、自覚しているのか自覚していないのかはともかく、かえってリスキーな生き方をしている人を見受けます。これも所詮はお金に対する執着心の反動ともいえるものでしょう。

サラリーマンをやっていると、いつかはこのような生活をせずに済む不労所得に憧れます。その結果、資産がお金を稼いでくれる投資に走りがちです。以前、グリーン税制があったときは太陽光発電が100%損金で落とせたのと、国の買い取り制度がしっかりしていたため、そこそこ稼げたということもあり、高額所得者は太陽光発電事業に走りました。

その他は、最近ブームが下火になりましたが、不動産投資でしょう。営業マンからは家賃分を支払うなら、ローンで支払った方が資産になってお得ですよ、とか、ローンが返し終わったら年金にプラスになりますからお得ですよ、ちょっとしたお金持ちには不動産は相続対策にもなりますから、とメリットだらけの話を聞かされ、その気になってしまいます。

全て間違いではありませんが、まず賃貸の場合、収入が苦しくなったら安いところに移ればいいのですが、ローンの場合は収入が安くなったら返済が苦しくなるだけです。ローンが返し終わったらって本当に返せますかね。あとは客付けもきちんとできますか。修繕費もかかりますよ。そして相続税が安くなるのはいいけれど、不動産会社にお金が渡るだけで手残りが増えるんですか、と影のこともきちんと伝えてくれないと、本当は判断できません。しかし優秀な営業マンは決して光の部分、つまりおいしい話しか客に伝えません。そうしないと契約が取れないのですから当たり前です。メリットとデメリットを全て伝えたら、ほとんどの人が不動産投資には走らなくなるでしょう。

そもそも太陽光発電にしろ、不動産賃貸にしろ、これは自分が事業を行うということであって、サラリーマンをやっている人がいきなり特殊な世界で起業してしまったということなのです。起業はリスキーだなんて言っている人が、不労所得という言葉に騙されて、実は起業してしまっている、そこに気づかなきゃいけないでしょう。

こういう人に限って、リスクを取って事業を始めたということがわかっていないのです。事業を始めてしまって、年金の足しにして堅実な生活を送ろうとしてしまっています。

資産を持っていない人で年金の受給額だけでは十分な生活が送れない人は、コツコツと働き続けるしかなく、それはサラリーマンでは限界があります。それで事業を行うという選択肢を取らざるを得ないのですが、なぜにして太陽光発電や不動産賃貸に行くのでしょうか。

お金に執着心のある人に限って、自分のスキルや人脈ではなく、不労所得に走ってしまいがちです。安定収入を上げたいがための非合理的な行動と言わざるを得ません。

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