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情がありすぎるのも、なさすぎるのも善し悪し

経営者の個性は十人十色ですが、ここで大雑把に三つに分けると次のような傾向があります。まずは情を捨ててロジックだけで考えてリストラを断行する人、次に情があるために非常に苦しんで意思決定する人。また、情が深いために意思決定ができない人です。

情を捨ててロジックだけで考えられる人は一見すると行動力があって結果を出しそうですが、必ずしもそうとは言えません。鬼のように冷徹なだけでは、従業員が付いてこないこともあります。そうなると組織として機能しません。逆に情がありすぎると、これまた中々動きが悪くなりますから、動かなければ会社が上手く行かなくなるのです。

一番よくみられるパターンとして、厳しい局面を乗り越えられる経営者は、かなり情があり、本人もかなりつらい思いをしながら、やらなければ会社が潰れてしまうと判断して、富順の選択で行動を取っていく社長ではないでしょうか。

人望の厚い社長であれば、解雇を伴うような行動であっても、この社長を助けたいという思いから、みんなが仕方がないと納得し、残る人は残る、去る人は別の会社を探すという行動をスタッフが取っていきます。思うことはあるけれど、決して恨んだりはしないと思います。

普段から、会社のカネで遊び惚けていて、自分で営業もせず、お金が苦しくなった時に気に入らない人をバッサリ辞めさせるような経営者はどこかで恨まれます。

情が深いために中々意思決定できない経営者は、にっちもさっちもいかなかくなってからようやく重い腰を上げるため、その時にはかなり傷口が広がります。例えば、従業員に対する給与遅配も発生する可能性も高いです。

行動が伴っていなければ、自分が結構情があると思い込んでいても、誰も納得しません。お車代のような謝礼だけ渡していて、自分は情がある、やれることだけやっている、それで給料未払なんていう経営者もいましたが、まあ、下の下ですね。

結局のところ、優秀な経営者は、結果が出る確率の高い意思決定をして、自ら行動し、あるいは人に行動させ、結果を出すということなのです。結果が出せなければ情があろうと情がなかろうと、先ずはダメだということです。しかし結果を出すプロセスにおいて、全く情がないとこれもまた問題が残ります。

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