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美人投票に見るみんなの意見の考え方が、お金持ちになる秘訣

美人投票とは、経済学者のケインズが、投資家の行動パターンを例えて言った話です。ケインズによると、投資は「100枚の写真の中から最も美人だと思う人に投票してもらい、最も投票が多かった人に投票した人達に賞品を与える新聞投票」に見立てることができるとし、この場合「投票者は自分自身が美人と思う人へ投票するのではなく、平均的に美人と思われる人へ投票するようになる」とした。

金融市場でこれを考えますと、自分以外の多くの人々の人気投票の結果が価格になります。つまり、本来は企業の実態が反映されて、適切な価格となるはずですが、実際は業績の良い企業の株価が高いとか、業績の悪い企業の株価が安いわけではなく、そのときの投資対象に対する評判、先行きの期待感、需給関係等によって動きます。

みんなと同じように予想をして行動をしたのでは遅いのですが、自分がどう思うかではなく、みんながどう思うかで行動し中ればなりません。美人投票に戻れば、自分の好みは誰ではなく、みんながこういう顔を好むのではないか、主観的には誰でいいのですが、客観的には誰という視点を持たないと、当たらないということです。この考え方はビジネスにも当てはまります。自分はこれが当たると思う、ではなくて、みんながこれが当たると思うのではないか、と言う視点です。

自分の主義主張にこだわっていれば、お金儲けになるチャンスを逃してしまいます。みんなの意見というものは、必ずしも正しいとは言い切れません。日本が第二次世界大戦を引き起こしたのは、みんなの意見が正しくない方向へ暴走した結果でしょう。考えても見れば、国力が78(連合軍)対1(日本)の相手に戦いを挑む方がおかしいと客観的に思います。人間の考えは集団になるとバカになることもありますが、いずれにしても大きな力を発揮するものです。

以前とは異なって、SNSの時代になりますと、国民全体が一人の意見に左右されすぎることはなくなってきます。意見は多様化しており、分散化しています。その結果、インターネット等の集合知は、少数の専門家が出す結論よりも正しいという考え方もあります。ですがその意見は正しいかどうかはさておきまして、ビジネスをすることに限定して考えれば、将来どうなるかは誰にも予想ができません。自分は将来どう思うと頭を固くせずに、多くの人がどう考えるかを予想し、その方向で製品やサービスを展開すれば、マーケットからは高い評価を得られると思います。

自分がどう思うかではなく、みんながどう思うかを基準として考えた方が、お金持ちになるチャンスが出てきます。自分が正しいか、みんなが正しいかどうかではありません。仮に自分が頭がよく正しく、世間が馬鹿で間違っていたとしても、世間の馬鹿で間違っている行動に先んじて行動をした方が、ビジネスとしては当たるということなのです。

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