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ビジネスは継続して初めて成功と言える

事業の成功を定義づけすると、持続的に利益が出ており、成長や戦略変更のための投資が可能な事業と言えると思います。逆に言えば、事業の失敗とは倒産を筆頭として、利益がじり貧、右肩下がり等になるでしょう。倒産までに至っていなくても、実際破綻するのが10年先であっても現時点で利益を出せていない事業は成功とは言えません。いつかは神風が吹く、そんなことに期待しているのは経営とは呼べません。

ビジネスで最も難しいのが、持続的に行うということです。どんなに大成功をしているビジネスであっても何十年も上手く生き続けているビジネスはほとんどないと言えます。何十年の上手く生き続けている会社は次から次へとヒット商品を定期的に出し続けているだけです。

20世紀後半に国際市場を賑わせた日本の家電メーカーの凋落ぶりを見ればわかるでしょう。もはやパワーバランスが新興国に移ってしまっているのです。アジアの企業に出資されている日本メーカーというのが決して不思議なものではなくなっているのです。

一世を風靡するカリスマ経営者が、一時期優れたビジネスモデルで夜を騒がせますが、そのビジネスモデルが時代にそぐわなくなると、経営者が自己改革できずに、または不動産等の財テク投資に走って失敗するケースがあります。同じ勝ちパターンは長続きしないのです。

携帯電話も昔、日本はimode(NTTドコモ)が通話以外の携帯電話サービスを行って世界的に注目を浴びました。それもスマホの登場で、今やガラケー呼ばわりされてしまっています。imodeのアイデアは優れていましたが、世界共通のプラットフォームにして世界中の多様なサービスが利用できずに、日本の中だけで閉じてしまって、あえなく撃沈してしまったのです。

日本の場合、難しいのは日本という国が国内でもそれなりの規模のマーケットを持つことでしょう。そのため日本人だけを相手にしていてもそこそこな売り上げになってしまうので、最初から世界をターゲットにせずに済むのです。それに引き換え、例えばフィンランドのノキアは、日本のような大きな国内市場を持たないため、最初から世界を視野に入れるしかありませんでした。そのため、世界中のあらゆる消費者やあらゆる携帯電話会社でも使える携帯電話を提供する戦略を取ったのです。しかも、世界レベルでリーズナブルな品質、低費用、低価格を実現して、大きな成功を収めることができました。

アメリカのモトローラも同じようなモデルで戦おうとしましたが、ノキアに規模で敗れました。アメリカや日本のような巨大な国内市場があるとグローバル戦略が二の次になってしまいます。

多くの業界では市場はボーダレスになっていきますから、最初から世界を向いた戦略を実行して成功したグローバル企業が最終的に自国の国内市場に攻め込んできます。そのため国内だけで勝負してきたローカル企業が最後に敗れることにもなるのです。

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