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お節介は信頼関係の構築にはつながらない。適度な距離感を持て。

相手にとって何が本当に必要かを理解しない限りは、相手のことをこちらがいくら思っていたとしても、信頼関係構築にはつながりません。単なるおせっかいにしかならないからです。そのため感情移入はポイントになります。それは相手を癒す力を持っているのです。

 

人間にとって、満たされた欲求は動機付けにはなりません。その人の満たされていない欲求こそが動機付けになるのです。人間にとっては、生存きるのであれば、社会的欲求や承認欲求等のメンタル的な意味での欲求が必要なのです。それ故、感情移入をしながら相手の話を聞けば相手が認めてくれている、と思うものです。その大切な欲求を満たしたうえで、始めて相手に影響を及ぼしたり、問題を解決したりすることに集中できるようになります。この精神的な欲求が人生に影響を与えます。

 

相手に感情移入をした人は、相手にメンタル的な安心感を与えますので、大きな信頼関係を構築することができます。公私ともに、人間との信頼関係を作るためには、技術的な側面よりも人間的な側面の方が重要になります。

 

相手と同じ人生を歩んできていない人にとって、相手の立場に立って物事を考えるのは、非常に難しいのです。しかし相手を正確に理解できなければ、相互依存的な高い生鮮性を実現することはできません。

 

同時に感情移入にはリスクも伴います。他の人の話を深く聞くには、自分の心の強い安定性が必要になります。時には聞いている方が影響されたり、傷ついたりする可能性があるからです。相手に影響を与えるには、まずは相手から影響されなければならないのです。そのためには本当に相手を理解することが前提になります。

 

この相手を理解しようとするということは、人生の多くの場面で現れる正しい原則です。医者に掛かったときでも、医者が自分の状況をきちんと理解してくれていると思うから、委ねようと思うし、薬も飲もうと思うわけです。医者の診断を信頼していなければ、処方を信じることはできません。

 

この考え方は営業も同じです。優秀な営業マンは、顧客のニーズや関心、状況を理解しようとします。しかし慣れない営業マンは、その商品を説明するだけなのです。優秀な営業マンは、商品を売っているのではなく、顧客のニーズや問題解決を売っているのです。そのため、優秀な営業マンは、人のニーズと自分の提供する商品を結び付ける方法を知っていますが、時と場合によっては、自分の商品やサービスはあなたのニーズを満たさないと正直に言わなければならないのです。それがプロというものなのです。

 

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