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取引しないという方が良い結果を生む場合

今回の取引を相手に花を持たせると言う意味で、ルーズ・ウィンにしておいたとしましょう。当然、いつかはウィンにと思っていたとしても、その状況がずっと変わらないとしたら、あなたはどう思うでしょうか。損したなと思うことでしょう。自分の態度や気持ちに悪影響が及びます。それがいつかは相手にも伝わり、結局ルーズ・ルーズにつながってしまいます。

 

自分だけが良ければいいという考え方では、建設的な関係を作り上げる土台はそこにないことになります。一時的なルーズならいいのですが、長期的にはお互いが勝たなければ、両方の負けになります。相互依存の世界においては、やはりウィン・ウィンがいいということになるでしょう。

 

また、最初に花を持たせるルーズ・ウィンも中長期的に見て、自分のウィンの方が勝っていたとしたら、それも途中でおかしくなってしまいます。提案の際には、お互いにとって良いことになりますというウィン・ウィンを唱えるのですが、実際はそうでなかった。だから気持ちの上でもウィン・ウィンの態度は持ち続けるべきなのです。

 

人は欲に眼がくらみ、ゼロサムゲームと考えがちです。目の前の奴からどう利益を上げてやろうかと言う、その結果、人間関係は完全に切れてしまいます。どちらかが与え続けるというのは絶対的にナンセンスです。

 

どんな取引でもお互いにとって良いことにならない場合だってあります。このときには取引をしないという選択肢も避けられません。お互いにとって、今回は取引しないのが最善策であるということもあるのです。

 

ウィン・ウィン以外はしたくはない。自分も勝って、あなたも勝たせたい。だからあなたが満足しないまま、私だけが欲しい結果を手に入れたくはない。あなたが不満を感じてしまってはいけません。逆にあなたが欲しい結果を手に入れて、自分が不満を感じてしまってもよくないのです。それゆえウィン・ウィンだけを考え、十分に話し合って、最終的にウィン・ウィンにならない場合は、今回はお流れで、双方が満足しない案でやるよりは取引しないのが最善策です。そうすれば、今後お互いが協力する場面がでてくるでしょうから。

 

片方が与え続けた結果、どこかで気持ちが切れてしまいます。そうであるならば、必ずお互いが何かを協力し合わなければならないことはないのです。お互いが気分良く協力し合える状態のときに、協力しあ合えばよい。そうでないときはお互いが取引しないのが一番良いこともあるのです。今後の良い関係を維持するためにも。

 

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