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お金を客観的に見つめる能力を持たないと、お金持ちにはなれません

火中の栗を拾う、虎穴に入らずんば虎子を得ず、とかひたすらリスクを取ることが良いことのように思えますが、心がけとしてはそうですが、わざわざ燃えている炎の中に素手を突っ込んで栗を拾ってもただの馬鹿です。

前者では棒で栗を手前に引き出すとか、虎を別のところに引き付けておいて親虎がいなくなったすきに子虎を連れ出すのが常道でしょう。決して何も考えずにえいやーというのはビジネス的にはダメということです。

相当の投資のプロフェッショナルでも損をすることはあります。特に損をしそうなときは、さらに損をするような行動をとりがちです。上手に投資をしている人は、損切が上手いように思えます。損を損失ではなく費用と考えています。事業をやっていると売上だけ上がるようなビジネスは正直ありません。売り上げを上げるために投資をするとか、費用をかける必要があります。具体的には飲食店を経営するにはまず店をやる場所を探して契約し、内装工事をするなどの投資が必要です。ましてや家賃だって必要です。例えば、既に飲食店だったところを運よくノーコストで手に入れられたとしても、食材を加工しなければなりませんから、どうやったって原価や費用が掛かります。従いまして、投資も損が原価や費用になります。しかしなかなかそうは思えないもの。損が膨らんでくると我慢ができずに手放してしまいます。時間がたてば回復するかもしれないのに、よく株価の暴落時期には起こりえます。逆に株が上昇しているときにはさっさと手じまいをして利益を確定したくなります。もっと持っていれば上がるかもしれないのに。

どうしても一般人は待てないんですね。それはお金に欲を持ちすぎてしまうからです。普通の人は資産家の家には生まれないでしょうから、お金に対して中立的にはなりきれません。比較的に会社の経理・財務の仕事をやったことのある人、あるいは銀行員等の金融機関にお勤めの方は、中立的になれる素質を持っています。当然、中には横領、つまり会社の金の使い込みで捕まってしまう人もいます。

中立的というのは、お金がお金に見えない、つまり数字にしか見えないという感じです。自分もサラリーマン時代には何千億円という数字を見るのが当たり前の仕事をしていましたから、巨額のお金を見ても数字に見えます。もちろんアタッシュケースで4億円を運んだことがあり、そのときには当然お金にしか見えませんでしたが、移動中に強盗に襲われないか心配になったものです。

そういう仕事をしていても、中立的になりきれないこともあります。むしろ数十万円とか数百万円くらいのリアリティのあるお金の方が、お金と感じてしまうかもしれません。

多くの人がお金のない環境で育ってきますから、已むを得ません。しかしお金持ちになる人の中には、お金に対して中立的に考えられる人は多いように思えます。当然、全員ではないですよ。中には単なる銭ゲバにしか思えない奴も多々いますからね。

ただ、我々一般人がお金持ちになるためには、まずはお金を一歩下がってみる癖をつけることが大切になります。

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