BLOG

閃きとは、あなたの社会的役割が天から降ってきたもの

ビジョンはそのうち見つかるとは言いましたが、だからと言って平凡に生きていたらいきなり閃くわけでもないと思います。例えば、仏教の始祖であるシッダールタはガヤー地区の菩提樹の木の下で悟りを開きました。またイスラム教の預言者であるムハンマドはメッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想にふけっていたときに啓示を受け、聖典クルアーンにアッラーの言葉をまとめたと言われています。皆さんも教祖になることをお勧めしているわけではありませんが、ビジョンというのは、インスピレーションを感じるものを敏感にキャッチするための感受性を高めておくことが必要であるということです。

 

日々の社会生活に追われていると、雇われ仕事をしていてもいいのですが、時間外は頭を休め、仕事のことを完全に忘れているときに、タイミングを見計らって天から何かが降ってくるのです。いわゆる社会の役目を与えられます。実は宗教の啓示も、あなたの社会の役割も原理は似たようなものです。その影響力の大小はあれど。彼らは彼らで人に教えを授けるという役目を受けただけの話です。

 

「ああこれだ」というものが得ると体の底から力が湧いてきます。「ああこれだ」がいわゆるビジョンと言われるものですが、これはその時々で変わります。「今やりたいこと」でもいいのです。しかしそのやりたいことが達成できないときがあります。そうであれば、時が満ち足りないのか、じつは「ああこれだ」と思ったけれど実は「そうでなかった」、少なからずあなたがこの世に生を受けた理由ではなかっただけの話です。そこで感受性を閉ざしてしまうのではなく、アンテナを張り、自分の役目を感じ取りましょう。大切なことは自分の可能性を自然に受け入れるよう、心を開いたままでいることなのです。

 

このビジョンが本物であれば、「ぼろ儲けできましたぜ、ひひひ。」というような自分よがりの儲け話でないことは確かです。おそらく、あなた個人の利益を超えたものであるはずです。逆に個人の利益を超えていることで、社会貢献につながるから、これこそ自分の社会の役割であると言って勘違いすることもやめた方がいいでしょう。

 

ほとんどのあなたのやろうとしている社会貢献は、自分独りよがりの単なるおせっかいで、誰の役にも立たないことが多いのです。また、こうすれば社会が豊かになるのではないか、と考えたことが、確かにそうかもしれないが、相手に必ず負担を強いるもの、これは嫌がられますし、どうしてもそうしたいなら国家権力にすがるしかありません。例えば二酸化炭素排出を避けることで地球温暖化を防止することが良いと思い、二酸化炭素排出を削減できる画期的なシステムを開発しても、お客様からすれば、コストがかかるのはなあといって二の足を踏まざるを得ません。これを解決するのは国家権力の介入が必要になります。貴方の熱意だけではどうなる問題でもありません。

 

いずれにしましても、人により良く見られようとしても、上手くはいきません。自分の利益を超えた、何らかの社会的利益を帯びたときに、何らかのタイミングであなたのところに役割が与えられます。そのタイミングを虎視眈々と待ちましょう。

 

関連記事一覧