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社会の大きな流れをとらえて、お金を惹きつけろ

日本は20世紀の後半は、特に大量生産のメーカーで大きな成功を収めました。しかしながら、労働生産性という視点で見れば、世界的にむしろ低いといわれています。公益財団法人日本生産性本部の調べ(2017年12月20日「労働生産性の国際比較」)によりますと、次の通りです。

(1) 日本の時間当たり労働生産性は46.0ドルでOECD加盟35か国中20位。
(2) 日本の 1 人当たり労働生産性は、81,777ドル。OECD加盟35ヵ国中21位。
(3) 製造業の労働生産性は95,063ドル。主要国中14位で過去最低の順位に。

労働時間がやたら長く、残業が当たり前ですし、サービス残業分もカウントしたらもっとひどくなるのではないでしょうか。そうは言っても、日本は労働者天国です。一度入社して正社員にでもなろうものならしめたもの。よほどのことがない限り、首を切られません。少なくとも今までは。

もう一つは日本人は中途半端に優秀なため、労働者に任せておけばそつなくこなしてくれるというのがあります。最近の若者はすぐ辞める、部下は働かない、色々言われていますが、世界的に見れば勤勉な部類に入ると思います。それに今までメーカーが作り上げてきた、従業員の参加システムはやはり見事なものです。

アメリカのメーカーであれば、創意工夫は管理者の仕事、従業員はただ働くだけで済んでしまいます。契約でどうなっているかに忠実です。このため、ITによるシステム化が遅れてしまっています。逆に言えば、業務のやり方を変えたくなくてシステム化がスムーズに進まないということもあるでしょう。コンプライアンスの問題で、稟議だけはいっちょ前、上司がいなければ決済も進みません。

しかし次第に日本も変わりつつあります。働き方改革において、有給消化を義務付けたり、残業に歯止めをかけようとしています。これらの動きが中小企業までいきわたるかという問題はありますが、そういった動きによって、雇う方の意識は変わらざるを得ないでしょう。今まで以上に労働者を抱えることがリスクになります。そうなれば、労働者を雇わない方にシフトしていくはずです。そのときに活用するのが人工知能になるでしょう。特に単純作業は人工知能を搭載したシステムに置き換わります。こうなりますと、雇用の維持が難しくなっていきます。そして採用する側も、求人のレベルが上がっていきます。単純作業であれば人はいらないのですから、何らかの専門性を持っていなければ就職することも難しくなっていくでしょう(新卒は除きます)。

このような流れは決して無視できません。一人でも多く無駄に人を採用したら、事業家はお金持ちになるチャンスを逸してしまう、それくらいの大きな流れです。もう一つの視点ですが、世界的に、人工知能が人に置き換わっていくことを一つの脅威として、ロボット税という税金を作ろうという動きもあります。有名どころではビル・ゲイツ氏もそのようなことを考えているとか。

人工知能を導入したら、それだけ税金を上げようとする動きです。もっとも利益も増しますから課税所得はそれだけでも増えると思いますがね。

お金持ちになるためには、社会の大きな流れをとらえるようにしましょう。

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