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一歩先は早すぎる、半歩先がベスト。一歩遅れては論外。

かれこれ約20年以上も前の話になりますが、ADSL時代に、「みんなが出るテレビ」を考えていた人がいました(厳密には一番大容量でADSLだった時代)。今でいうところのYoutubeですね。Youtubeの設立は2005年ですし、まさにブロードバンド時代です。ADSLでは動画の転送に限界が出てきます。そこで当時、動画の圧縮技術に投資金がかかって、最終的にはお金が続かず、雲散霧消。当時、この社長さんは投資家を損させてしまい、色々な人からあいつは気違いだ、詐欺師だと散々なことを言われました。

しかし時代が早すぎました。でもブロードバンド時代に入ってからでは、ひょっとして遅すぎたのかもわかりません。ビジネスを始めるには早すぎもダメですし、遅すぎてもダメということを身近で知ることになりました。よく考えてみたら、先ほどの詐欺師は実は大天才だったということになります。最初から人を騙そうと思っている奴は論外ですが、ビジネスの多くが、いたって真面目にやろうとしていて、結果として上手くいかず、色々な人を損させてしまい、詐欺師呼ばわりされる人が多いのです。損をさせたから詐欺って短絡すぎですわ。

ビジネスには時期があります。上手くいっている人に共通していることですが、ベストタイミングに起業し、大きくなっていることです。ですから才能や努力だけでは跳ね返せない、運も味方につけざるを得ないということです。楽天の創業は1997年、サイバーエージェントが1998年です。光通信の創業は1988年ですが、上場したのは1999年のことです。ネットバブルの時代にビッグウェーブに乗れたというわけです。おそらく彼らがその時期を逃していたら、そこまで大きな会社にはなっていなかったことでしょう。その才能は誰もが認めるところですが、時代の波という運も味方につけることができたから成功したのです。

バブルが起きる時期は、何らかのイノベーションが起きる時期と重なるときもあります。このときにお金儲けのチャンスがやってきます。逆に変化に対応できなければ富を拡大するどころか失うことにもなります。ちょうどネットバブルの時代は、インターネットというイノベーションが多くの富を生み出す結果となりました。しかしその結果として、多くの挑戦者が夢破れ、既存企業でインターネットの波に消されてしまう例もあったと思います。

例えは異なりますが、携帯の普及によってポケベルが衰退する、そういった技術革新が起きると既存企業が衰退していきます。

お金持ちになる人は、イノベーションを目の前にしたら、とりあえずやってみようかという発想になるのです。一般人は怖いから触らない。そして普及しだしてからその波に乗り出す。むしろサービスの提供者というよりはサービスの利用者として。その頃はサービスの提供側に回っても大して儲かりません。なので常に負け戦になってしまいます。お金持ちになりたければ、まずやってみる癖をつけることだと思います。失敗したら撤退すればいいだけの話です。命まで取られることはありません。

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