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マラソンの駆け引きに学ぶ、事業を成功させる方法とは?

よく考えてみますと、マラソンなんて見ている方からすれば、何で2時間もただ走りを見ているだけなんだ、バカみてーな、と思えなくもありません。しかし2時間もただ走りを見ているだけなのに、ひたすら見続けてしまうことがあるのはなぜなのしょうか。そこには個人同士の駆け引きも含めた、深いドラマがあるからなのかもしれません。

さて、マラソンを題材に、ビジネスにもつながる、勝つためにすべきことを考えてみましょう。ビジネスにおいては最初から有利な立場で始められるものはありませんから、自分が苦しい展開になっているとき、マラソンを例にとると、自分の前をランナーが走っているのですが、中々追いつけない場合を考えてみましょう。このような場合には、勝つことをその場でイメージするのは困難になります。まだ追いつけないを、どうせ追いつけないと思ってしまうと、力が出ません。そうダメだ、もう無理だとなると、少し体が痛いだけで、今回は棄権しよう、となります。ビジネスでなんか言い訳みつけて、やーめた、というようなものです。当然、マラソンの棄権が全てそんな軽いものではないと思いますので誤解なきよう。

勝つイメージができず、どうやってもダメだと思えば、心と身体は一致しなくなります。このようなときこそ、自分の都合のいいように考えた方がいいのです。トップを走っているとプレッシャーに苦しんでそのうちコケルかもしれない。もはや疲れ切っていて、力を使い果たしているかもしれない。きっと無理してここまで離しているに違いない。そのうちコケルかもと自分に都合のいいように考えられれば、この距離を追いついたときに一気にヒーローやヒロインになる自分を勝手にイメージするのです。

プロ野球のペナントレースでも前半戦でどんなにゲーム差を離されていても、後半勢いに乗って2番手が1番手を抜き去ったときの快感はこれに勝るものはありませんし、ゲーム差があればあるほど追い抜いたチームの監督や選手は英雄そのものです。ゲーム差逆転優勝は永遠に語り継がれます。

マラソンで追う方は、前を走る選手と自分の距離が近づいてくると、前の選手は自分よりも遅くなったと考えます。最初は中々追いつけない相手に、無理にでも前向きに考えることで、力を維持しますが、実際に追い付くのが目に見えてくればしめたもの。自然と力が湧いてきます。ただ、それが真実がどうかはわかりません。実は前の選手はまだ勝負どころではなく、力を温存しているだけかもしれませんし、とんでもない駆け引きかもしれません。通常、追ってくる方はオーバーペースで来ますし、追い越したときには、少し力を無理に使っている場合が多いのですが、そのときに温存していた力を使って、抜き返すと、一度追いついて追い越した方が一気にダメージを受けてしまいます。追ってきて一度追い越した方が、相手の力を見誤ったことに気づいてしまうのです。そうなるとまた脳が疲労してしまって、運動機能まで低下します。

相手の様子を見ながら、並走した方がいいのか、風よけとしてちょっと後方を走った方がいいのか、あるいは一気に抜き去るのがいいのか、まさに駆け引きそのものです。

これをビジネスに置き換えて考えますと、まずは自分の都合の良いように考えて、早めのペースを保つ、ライバルの背中が見えてきたら、ライバルがどのような状況かを観察してみる。マラソンの例で行くと、本当にヘタっているのか、あるいは駆け引きの一つなのか。仮に自分の都合の悪いことが生じたときには、そのことについて、正確に考えられるようにしておくということなのです。

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