BLOG

自分のことしか考えていない人のところには人も金も集まらない

守銭奴型のお金持ちというのは、どちらかというと身近な人からお金を取ろうとします。具体的なお金を取るというだけではなく、お金を払わないということも含めてです。ブラック企業の社長は典型例です。なるべくこき使って、残業代も払わずに、低賃金で雇います。その結果、社長の懐にははした金がたまっていきます。こういうブラック社長のお決まりは、精神論や根性論だったりもします。

そういうところで鍛えられて、他の会社で立派な営業マンになっている人もいますけれど、メンタル的にやられてしまう人も少なくありません。頑張りが足りないんだ、血反吐が出るまで俺は働いたと、げきを飛ばし、結果を出した営業マンは優遇し、結果を出さない営業マンは生活費もできるかできないかくらいの報酬しか払いません。まだ結果を出した営業マンを優遇するのはマシですが、大抵ハードルも高かったりします。

こういう会社は一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大することもありますが、どこかでその勢いは止まってしまいます。守銭奴型のお金持ちは、身近な人から搾取することをその手段としていますから、お客に対しても搾取型の商品販売になりがちです。よくよく考えてみると、大して儲からない商品を一方的に売りつけられます。そして高額商品が多いのです。それだけ営業マンのインセンティブになることを考えると、利幅が大きい商品でないと難しくなります。

これは焼畑農業のようなもので、地面を焼いて作物が取れたら、ハイおしまい。次の畑を探しに行きます。日本型稼ぎ方の全てがとは申しませんが、もはや焼畑農業になってしまっています。だから長続きがしないのです。とにかく誰かに負荷を負わせてそこから利益を吸い上げる。世間の優良企業なんてのは大抵そんな稼ぎ方をしています。ホワイトの面をかぶったお客に対してブラック。だから給料も高いというわけです。で働いている自分もホワイト面。立派なことやってると思ってるからさらに始末が悪い。

一方の稼ぎ方は、畑でより農作物が取れるように長く育てていきます。経済のパイが増えていけば、全員の取り分が増えるだけでなく、そこからより多くの利益を上げることが可能となるのです。

周辺にいる人から自身の懐にお金を移転させる行為と、自分の周辺だけでなく、不特定多数の人からお金を自分の懐に移転させるだけでなく、周囲も富ませる、どちらの方がよりお金持ちになれるかと言ったら明白です。しかし悲しいかな、後者のお金の稼ぎ方は、超えるべきハードルは高いのです。だから高いスキルのない人は、後者のお金の稼ぎ方しかできず、身近な人から搾取をして自らの懐を貯めこもうとします。

身近な人からお金を取った方が楽ではあります。しかし本当のお金持ちになりたければ、育てて刈り取るような稼ぎ方が必要です。結局は自分のことしか考えていない人のところには、将来お金も人も集まって来なくなるでしょう。

日本にも損して得取れということわざがあるくらいですから、周りの人をもうけさせるという発想もあるはずなんですが、単に顧客からお金を吸い上げることしか考えていない人は、お客が残らなくなりますね。

関連記事一覧