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成功者が持つソフトスキルを発見し、開発するために必要なこと

新しい企業の人事部は、コミュニケーションスキルが優れ、チームの一員として働ける人を探し始めています。多くの日常的業務が半自動化、あるいは外注されていきますから、会社で必要な仕事は、批判的思考力を持ったもの、あるいは共感力などの資質を必要なものになってしまっています。つまり半自動化や外注されるものは人工知能の得意なところ、会社に残すのは人工知能が得意でないところという分類です。

飲食店において、店のオーナー兼シェフは、野菜の切り方や魚のおろし方、肉の焼き方というような料理の仕方は教えられますが、チームの一員としての働き方や、突発的な問題への対処の仕方、店の管理法、つまり次の店長のようなスキルを伝えるのはものすごく難しいのです。経理の事務的なスキルにしても、仕訳の仕方や日常業務については、前者はテキストでも自力で身につけることができますし、後者は困ったときにでも聞いてくれれば教えられます。

それに、シェフが時間や労力をかけてスタッフに教え込んでも、他のレストランからもっと魅力的なオファーを受ければ、転職してしまう可能性もあります。レストランだけに限りません。事務だって、営業だってそうなのです。会社としても、ただ作業をしてもらうだけでは正社員として雇っておく意味もないわけで、そうであれば派遣や外注でいいわけです。せっかく正社員として雇用するためには、終身雇用とか年功序列という考え方は内にせよ、優秀ならば幹部として残ってほしいという考えは全くないわけではないのです。逆に優秀でない人はサッサとやめて欲しいのですが。

自分で考えて自分で対処する能力を企業は求めているわけですが、そこで企業の人事部が聞く質問としては、「今まで一番大変だったことは何ですか。そしてそれをどのように乗り越えましたか?」といったことがあります。もちろんこれだけで批判的思考力の全てがわかるわけではありません。その他、問題を独創的な方法で解決できること、これまでの常識に異を唱えるのを厭わないこと、さらには失敗するのを恐れずに失敗から学ぶこと。これらを面接で聞きだしていくことになるでしょう。批判的思考力と言っても他人のあら捜しとかダメ出しをする能力ではありません。仮にそうだったとしても建設的な解決のできる人です。あなたこれダメ、それダメ、といって他人の仕事を増やす人であってはなりません。そういうのは嫌われます。むしろ気づいたら、他人に断ったうえで、自分で動く人間が喜ばれます。

結局は、本人に学ぶ姿勢があるかどうかということです。成功者は、誰よりも才能のある人とは限らないのです。絶対的に言えることは、彼らは決して学ぶことをやめない人、そして決してあきらめない人です。これは繰り返しになりますが、会社のスタッフとしても喜ばれるスキルですが、そもそも起業家としても必須のスキルですね。これらを21世紀スキルと言ってもよいと思いますが、人工知能はしばらく入ってこない領域です。

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