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他人から期待されること、それが自分の目標を一致することが大切

相手から期待されているときに、人は安心感を得られます。それが自分のアイデンティティーを肯定されることにつながり、自分自身の価値を感じられるのです。そうして自分の本来の可能性を見出し、能力を発揮できるようになります。

 

期待されているからと言って、何をやってもいいわけではありません。相手もしてほしくないことを容認しているわけではないのです。もし相手に望まれない行動をとってしまったら、信頼貯金を失ってしまいます。私たちは、相手の相談に応じて、会話をし、行動の制限や、求める結果の範囲をきちんと設定しなければなりません。その範囲の中で自由が許されます。

 

ここで相手があなたのことをいちいち縛って自由を与えないようにすると、その自由に安住する人は元から、依存症の人でしょうが、それに反抗しようとする人は、自分が価値のある人間であり、自立している人間であることを証明しなければならないと感じるようになります。

 

ただそれも、この状態にいる人は反応的であって、主体的に人の話を聞いたり、自分の内的方向性や価値観に従うよりも、自分の権利や立場を守り、自分の独自性を主張する以外のことは考えられなくなってきます。人が反抗的になるのは、むしろ心の問題であり、それを解決するには、信頼貯金を預け入れることです。

 

以前、親が進めた大学の学部に行けと強制された人がいて、その大学ではなく、別の大学の別の学部で勉強したい人がいました。そこで親に反抗して息子は受験せず、高卒のままで仕事についてしまいます。それで親子の縁を切られたという話がありました。受験すれば受かるような実力のある方でした。その大学には自分の勉強したいことがなかったというのです。

 

父親は息子がその大学を卒業すれば人生にとって大きなプラスになると考えていたのですが、この父親が取った態度は、ある意味で息子を信頼しきっていないことだと思います。息子が感じ取ったのは、自分が一人の人間としてよりも、その大学に行く自分が価値があって大切だと思われていたことにショックを感じたのです。それゆえ、その親に反発して、大学を受験しないことを決意しました。息子としては、自分のアイデンティティーを守ったのだと思います。

 

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