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妥協はシナジー効果を生まない

お互いが自立状態にあれば、コミュニケーションもほぼ上手くいくでしょう。しかし、新しい創造的な可能性をそれだけで実現することはできません。相互依存状態においては、ほとんどの人が妥協という道を取ってしまいます。妥協ではシナジー効果は全く生じません。1足す1が合計の2にもならない状況です。つまり双方の当事者が譲り合っています。

実際に、ここでのコミュニケーションは、防衛的なものではなく、相手を言いなりにしようというものではありません。正直で、誠心誠意に溢れて、敬意を示したものなのです。しかし創造的で相乗効果的なモノとは言えません。

そこでお互いにとって効果的なコミュニケーションを行うことで、シナジー効果が生まれます。高い信頼関係に基づいて相乗効果が発揮されれば、それは各当事者の最初の提案よりも優れた案を生み出し、全ての当事者がその案に対して決心することができます。さらに創造的な活動に参加することを心から楽しむことになるのです。

双方の妥協せざるを得ない状況では、双方が楽しむ結果とはなりません。どちらかの意見に妥協した場合には、両方ともに罪悪感や不満が残ります。どういう妥協案に合意しようとも、それは長く、相手の無神経さといったようなわだかまりを残すことになります。せっかく良い関係で始まったものでも、対立して崩れていってしまう可能性があります。この状況をお互いが異なる目で見ています。その相違点が彼らを引き離して、対立させ、その関係にひびを入れています。しかしその相違点こそが二人をさらに高いレベルでつなぎ合わせる結果をもたらすこともできるのです。相互依存の習慣を身につけていれば、全く異なる価値観でこの相違点を取り扱うことができ、ここで生じたコミュニケーションは、これと全く異なり、お互いの人生に貢献なものになります。

高い信頼関係を持っていれば、お互いに開放的で率直なコミュニケーションができます。ウィン・ウィンを考えているから、お互いにとっての第三案もありえます。そして最初のいずれの提案よりも相互利益をもたらす案を探し出すことができるのです。また、感情移入をしながら相手の話を聞いて、相手を理解しようとするから、結論を出すためにあたって検討しなければならない価値観の相違や、相手の不安などを総合的に把握することができるのです。そして双方が同じ理解を持つことができるようになります。

この各要素、信頼関係、ウィン・ウィンの考えから、理解してから理解してもらうコミュニケーションを合わせると、相乗効果を作り出す理想的な環境が出来上がります。

相乗効果を発揮するためには、双方が満足できる解決策を見つけるまで、話し合いを続けることです。その結果、各自が最初に提案した解決策よりも優れた案が生まれ、それは妥協をはるかに超越したものとなります。

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