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人の使い方が上手い人がこれからの時代を制する、実は古今東西に言えること

人口減少がもたらすインパクトは人手不足です。実は人口が減少して需要が少なくなるのだから、供給も少なくていいだろうと思うのですが、社会はそんな単純にはできていません。

アルバイトを使うことを前提としている商売は、アルバイトの確保が難しいために店舗を閉鎖せざるを得ないこともあります。ある程度の規模を持っている企業では人がいないと成り立たない仕組みになってしまっていますから、そんな簡単に人を減らすというわけにはいきません。売り上げを確保するために、店に人を配置して置く必要もあります。深夜営業をしている店では、さすがに一人で回せというわけにはいきません。防犯上の問題もあります。ある飲食チェーンでは夜の一人運営で問題になったケースもありました。

特に厄介になっているのは、若年層の労働人口が急激に減少してしまったことです。今の50代はバブル最盛期で楽に起業に入社できた時代、今の40代は就職氷河期で今でもフリーターが多い時代です。政府が就職氷河期に向けた支援策を考えているようですが、この世代のフリーター人材をうまく社会に取り込んでいくことで、企業経営をやっていかなければならない時代なのかもしれません。

人手不足のため、最近新卒マーケットは常に売り手市場となっています。ちょっと勘違い系の若者も少なくありません。決して悪いこととは申しませんが、入社して数年でやめてしまう例が多いのも、楽に企業に入れることと関係があります。大変な思いをして入社すれば、しがみつく努力もします。安易に手に入れられたものは人間は粗末にします。入社もそんなものです。だからといって、何でもかんでもしがみつけばいいということでもありません。

人手不足とはいえ、全業種での人手不足ではありません。最近の有効求人倍率の高さは、消費税を上げるための統計操作だったようですが、それは微々たるもので、人手不足の業種が圧倒的に人手不足だったというだけの話です。特に、店の店員、建設作業員、介護労働者等は慢性的な人手不足となっています。逆に会社の事務のようなホワイトカラーは余剰人員が発生しています。しかし事務員がいきなり土方やとび職になれるかというと、体力的にも精神的にも厳しいでしょう。そのため、人材のミスマッチは長期にわたって継続します。そこで建設労働者や介護労働者不足の解消のために、日本人労働者をシフトするのではなく、外国人労働者の受け入れを行うことが最も安上がりと考えているのでしょう。

ホワイトカラー人材は余剰し、ブルーカラー人材が逼迫する、こういう時代と言うことになれば、ブルーカラー労働者の確保をするサービスやホワイトカラー人材をより省力化するための製品やサービスは、栄えることと思われます。言葉は悪いですが、ホワイトカラー人材をなるべく安く使える仕組みを作れば儲かることもできるでしょう。労働力が余れば必然的に安くなっちゃいますけれども。人材紹介、人材派遣含め、人材系のビジネスの飯のタネは尽きませんね。

いずれにしましても、人は余っているのです。即戦力でしか考えていないから、人手不足と言っているのです。あまり育てなくても済む仕組みを作るか、根気強く上手く育てるかで業績はアップさせられます。人の使い方が上手い人がこれからの社会を制するのです。いわゆるリーダーシップですね。

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