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独立して稼げる人間がサラリーマンとしても尊ばれる時代

終身雇用の時代が終わり、新卒一括採用が崩れてくると、サラリーマンは完全な実力社会に突入すると思われます。もちろんその中でも、上司へのごますりが上手い奴はいいところをかっさらっていくでしょうが、そういう上司は部署のパフォーマンスが落ちてくる可能性がありますから、相対的にそういうお調子者の数は減少してくるでしょう。そう簡単にはなくなりませんがね。

それで、サラリーマンが完全な実力主義になっていくということは、サラリーマンでも優秀な人は実は独立してもやっていける人材であり、独立してやっていける人材はサラリーマンとしても優秀な人材として評価されるでしょう。

独立すれば一般顧客、会社勤めになれば会社の上司に、いかに給料以上の仕事を提供できるか、報酬以上のサービスを提供できるかが、ポイントになってきます。今、現状ではタスクと責任範囲が今一つあいまいなために、残業していると会社からも評価される変な制度になってしまっています。努力していれば報われる、という努力が時間に変わってしまっています。タバコを吸っている時間も、小腹がすいたからコンビニに行ってパンを買ってくる時間も、なぜか給料の中に含まれています。ほぼほぼ暗黙の了解になっている感じですがね。

8時間内にフルスロットルで仕事をこなす人間は思いっきりバカを見ます。どちらかというとたらたら仕事をしている方が評価されます。朝8時に出社して、夕方6時くらいまで黙々と仕事をしていたら疲れますから、たらたら仕事をして、残業をやる体力を残しておかないと、体がもちません。12時間くらいは働く体力を温存して置く必要があります。と考えると非常にばかばかしい世の中ですが、働き方改革によって、そういう評価がだんだん崩れてくるでしょう。

いずれ、個人のタスクと責任範囲、そして報酬がリンクされる時代になると思われますが、言ってしまえばフリーランスと変わらず、それがサラリーマンでも適用されるということでしょう。雇っていると労働時間や残業時間でコスト高になってきますから、いつまでにここまでの仕事をやってくれよ、といって、きちんとこなしてくれる外注先の方が、使い勝手が良くなるのかもしれません。本当のことを言うと、その方が多くの人にとってフェアな社会にはなるでしょう。フェアと言っても交渉下手だと、アンフェアに見えないこともないですが。

残業がどうこうではなく、もらっている給料と比較して、コストパフォーマンスの高い従業員がサラリーマンとしても生き残っていきますし、そもそも自分のコストパフォーマンスがわかり、意識し、行動している時点で、独立をしていてもやっていける人材にもなるわけです。

会社も長くいて欲しい人材、長くいてほしくない人材といるでしょうが、優秀な人材は長くいて欲しいのですが、人材の方が長くいたくはないという、相思相愛が難しい世の中になるでしょう。会社の人事もこの人は3年くらいしかいない、ということを前提とした人事制度設計が必要になってくると思われます。

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