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ビジネスは実は失敗して当たり前。だからくよくよするな。

ビジネスというのは元来失敗が当たり前なのです。例えばアップル社は、1993年に世界初の個人用携帯情報端末であるニュートンを開発。普及せずに5年で製造停止。ソニーのプレステや任天堂の家庭用ゲーム機に対抗して、バンダイと組んでピピンというゲーム機を1996年に開発するも撃沈。2005年にモトローラと組んで発売した、iTunesを搭載した音楽が聴ける携帯電話「ロッカー」は数年で市場から消えていきました。

そもそも我が国の誇る天才経営者柳井さんは、野菜の通販ビジネス「SKIP」も2年で撤退。そもそも書籍でも『一勝九敗』というものも残されています。天才ですらも10回戦って1勝しかできないのですから、我々凡人は1勝19敗くらいと考えておいた方がいいでしょう。20のアイデアが出てこなければならないし、19の失敗があって、まあ一つくらいは成功するかもよ。これが一般人の能力レベルだと思います。一番大切なことは、失敗から学ぶことなのです。また、柳井さんも失敗で終わったビジネスを率いたリーダーたちを失脚させずに別のビジネスで再チャレンジさせるという人材起用を行っています。ファーストリテイリングのやり方に、色々と苦言を呈される方も多いでしょうが、これでついて行く人材だけを抱えて、育てていけばいいのではないでしょうか。別に入社した従業員全員に対して、ホワイト企業でなくてもよいのだと思います。いやならやめればいいだけです。それなので入社したからにはずっと勤めようとか、ラクをさせてもらって、さらにお金をくださいと虫のいいことを思うのか、意味が分かりません。

名経営者が率いていても失敗は免れないんです。世の中のビジネスで成功と失敗を比較すれば、おそらく失敗の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。企業ベースではさておき、商品レベルでは失敗と返品の山なはずです。

医薬品にしても、何で高いんだという批判はありますが、そもそも何千の失敗があって、うちいくつかだけ奇跡が起こったときにものすごいヒット医薬品ができるので、それはやむを得ない側面もあります。ちなみに新しい薬は、ピカ新、ゾロ新と言って、前者が研究室でゼロから開発した新薬、後者が特許切れの他社の医薬品を模倣して作るモノマネの新薬のことです。それでピカ新については、その成功確率は千に3つと言われています。つまり、実験室での最初の研究眼科医から数えていき、千個のアイデアが会ったら、動物実験や臨床試験で効用や副作用を検証し、医療当局の認可を得て世の中に出るのは3つだけ。しかもその3つが世の中に出ても、売れるかどうかはまた別の話。従いまして、そこからあまり売れず投資部分を回収できないこともあります。なので、本当に投資の回収まで成功する確率はさらに低くなるといえそうです。

これだけ失敗するのですから、基本的にビジネスは失敗して当たり前位の気持ちを持っておかなければなりません。失敗するならやめた方がいい、のではなくて、数多くの失敗をするのが当たり前だから、失敗続きであきらめていては、ビジネスにならないよと言いたいのです。

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