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信頼関係があれば、言語コミュニケーションを減らし、物事を円滑にする

当然のことながら、上司と部下の人間関係ができていれば、部下はきっとこの上司のことだから、意味があるに違いない。やはりそうだった、というリアクションになることでしょう。信頼関係があれば、相手が自分に何が期待されているのかよく理解しているので、なるべく仕事の邪魔はしないようにするでしょう。つまり上司は部下に対して指示をすれば、部下は疑問に思わずに仕事をこなし、上司の意図を考えて、上司に先回りして、上司に頼まれた以上の仕事を済ませることもできます。

 

一を説明すれば、十までやってくれる部下、これが非常に優秀な部下です。一から十まで説明しなければならない部下は、全然ダメな部下です。もちろんそういった部下を、自分の意図を理解するように育てるのも上司の責任と言えるでしょうが、ある程度は人の背中を見て育ってくれないと困る。

 

育つ部下とは、何でこんな仕事をやらなきゃならないんだ、もっと効率的な仕事のやり方があるのにな、いや、別にお客様はそこまで望んでいないでしょ、と色々と上司から依頼された仕事に対して疑問を持つものなのです。

 

いちいち質問されたら、上司の方も嫌になっちゃいますが、育てるためならば少しは頑張ってみましょう。育てるためのポイントが、何の指針も内容では非効率的ですので、前回お話ししたような、(a) お互いが望む結果、(b) お互いが守るべきルール、(c) 活用できるリソース、(d)報告基準や時期、そして(e) 結果の基づいた賞罰の明確化をしておくべきなのです。

 

最初から明確なウィン・ウィンの約束事がなされていれば、上司としてであれば、部下をサポートし、責任に対する報告を聞くだけで終わります。これは上司と部下の関係だけでなく。仕事を依頼する方と依頼される方との関係全般に及びます。当然部下であれば、上司からの仕事の依頼に、上司の意図をよく考えて、依頼された以上の仕事をしておく、そして完成したら報告する。仮に意図がわからなければ意図を確認する。途中経過でもいいから上司に確認して指示を仰ぐ、と言ったことが必要になるでしょう。

 

他人に色々と言われるよりは、自分で試行錯誤した方が、人のメンタルや能力も高められます。お互いに高い信頼関係にあれば、自己評価は他人からの評価よりも正確になります。なぜならば、人は自分のことを一番よく知っている存在であり、洞察は、観察や測定よりも、はるかに正確な情報を与えてくれます。

 

自分のことは自分が一番よく知っている。但し、相手に対する信頼関係があってのことです。これを心得ておきましょう。

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