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ビジネスは斬新でない方が成功できる

起業するにあたって、斬新なビジネスが浮かんでから始める、あるいは斬新なビジネスが浮かんだから始める、という方がいらっしゃいます。しかし世の中のビジネスを見渡すと、そんなに斬新なビジネスなんてありますでしょうか。

コンビニエンスストアも本家本元のセブンイレブンよりも日本のシステムの方が優れたものになってしまいましたが、元はアメリカにあったものを日本の消費者向けのコンセプトに作り上げたもので、斬新と呼べるものではないと思います。アップルのiPhoneもスマートフォンというモノがあったわけで、iTunes自体も、ネットから音楽をダウンロードさせるというアイデアはアップルが作り出したわけではないのです。

ほとんどの成功ビジネスのアイデアは、それほど斬新なものではなく、どこかで誰かが何十年も前に思いついていることであって、そのアイデアをビジネスに転換させるにあたって、儲かるビジネスに仕立て、実行できるかにかかっていると言えます。

ビジネスは同質化しても失敗、異質化しても失敗するのですが、その中で他社と同じことをやっていても利益逓減競争に巻き込まれない方法や、他社と違うことや慣れないことに挑戦しても失敗しない方法を考え出すことにあります。

但し、これらを考え出しても、長続きしないことが問題です。飲食業は元々腕に自信のある料理人が一つの店舗で始め、繁盛する店もあれば、当たらない店もあります。しかし一度成功すると持続的に成功するモデルです。そこにファミリーレストランやチェーン店という形態での飲食業、規模型の事業が登場します。何十店、何百店と多店舗展開し、同じメニュー、同じ価格、同じサービス、同じ内装で全ての店舗を展開しています。その運営会社では、それぞれの専門部隊が登場します。店舗開発、内装、食品仕入、管理等、その結果、一人のオーナーが手掛けている店にはまねできないようなメニューを提供できるようになります。集中購買や集中調理をすることで、圧倒的なコストダウンが可能となるのです。

このようなファミリーレストランやチェーン店が儲かると思ったら、一気に参入してきて、業態は違えど、過当競争になっています。そうなりますと何社もこの市場に参入し、同じことを始める結果、収益は下がっていきます。現在、このような業態は激しい同質化競争に巻き込まれて、プラスアルファがないと勝ち続けられなくなってしまっています。このように考えると、多くのビジネスが失敗するのはいたって当たり前のことです。しかしその一方で、成功しているビジネスも多く存在するのです。但し、成功事例を学んで実践するというのは容易なことではありません。

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