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仕事は自分一人だけでは完結できない。世渡り上手になれる自立の仕方とは。

我々は子供から大人になり、成長していくにあたって、最初は両親に依存していますが、そのうち自立を経て、最終的には相互依存関係へと発展していきます。

赤ん坊の時は、親に依存しないと生きていけませんね。学校時代を経て、体も心も頭も成長していき、社会人として経済的に自立していきます。近年、中年引きこもりも問題になっていますが、少数派ではあると思います。基本的には自分のことは自分で決定して、行動する独立した人間に成長していきます。

社会人になると、会社に入りますが、別にフリーランスであったとしても、人は一人では生きられないことを実感します。俺は仕事ができるから、一人だって生きられるという奴がいたとしても、着る服は誰が作っているんだ、食べるものは誰が作っているんだ、と突き詰めていくと、生きているだけで必ず誰かのお世話になっているものです。会社の社長で俺は何百人もの従業員を食わせてやっているんだ、と強がったところで、じゃあ、食べるものも自分で育ててね、電気は自転車でも漕いで自分で発電して、そもそもこの会社に来るのに道路を使わないでね、どこまでも誰かのお世話になっているのです。対価を払っているからそれで十分だ、ではないのです。

上記の例は極端ですが、仕事一つとっても自分だけで完結するものはありません。人間の生活そのものが相互に依存しあっている関係なのです。

さて、他人に依存している人は、欲しい結果を得るために、他人に頼らなければなりません。自立している人は、自分の努力によって欲しい結果を得ることができます。そして、相互依存している人たちは、自分の努力と他人の努力を合わせることでもっと大きな成果を出すことができるようになります。

さて、現代社会では、自立が一番と思われています。もちろん依存よりは自立の方がいいに決まっています。世間の啓蒙本も、自立を主眼にそのスキルを磨くようにテクニックを身に着けようというものばかりです。サラリーマンであっても、転職活動の際に、今までは何をやってきたのか、要するにアンタ一人で何をどこまでできるのか、を問われます。資格でも持っていれば、その分野はお任せしていいのね、と判断してもらえます。

もっともコミュニケーション能力があるかどうかは面談で判断しますが、相互依存という考え方がそれほど価値のあるものだとは思われていません。

さて、真の自立というものは、周りの状況に左右されることなく、周りの状況に自らのアクションで影響を与えることです。しかし、自立するという考え方では、相互依存的に考えたり、行動することができません。独立したスタッフとして好成績を上げても、チームとしての大きな成果を上げることができないのです。

ご存知の通り、自分一人でできることは限られています。今後の社会で必要なのは、自分一人で何もかも切り盛りできる能力ではなくて、人と協力して、より大きなことをなしうる能力であると言えます。それはサラリーマンであろうと、フリーランスであろうと大きな違いはありません。

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