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キーポイントの存在次第で市場拡大の潜在力が決まる

以前、競合店が増えると市場が拡大すると申し上げました。復習しますと、2店舗だと約1.4倍、3店舗だと約1.7倍になります。但し、市場拡大するためには、前提条件があります。それは、人の来店範囲が広がるキーポイントがあるか。一番わかりやすいのは「駅」でしょう。このような駅の周辺では、市場拡大が起こりやすく、競合店が増えても、予想以上の市場拡大が起こる可能性があります。

秋葉原のような電気街やアニメ街、神保町のような古本街もキーポイント駅があるからこそと言えます。

また、池袋、新宿、渋谷、銀座のように、大きな商業地域になった理由も、やはりJRや地下鉄、私鉄等の始発駅、終着駅、乗り継ぎ駅だったからです。

これほど大きな駅ではないかもしれませんが、世田谷の下北沢駅も、京王井の頭線や小田急線の交差する駅ですし、京王井の頭線は渋谷から、明大前で京王本線、吉祥寺駅でJR中央線と接続しています。

新宿や渋谷といった巨大駅(しかも新宿は乗降者数で世界ナンバーワン)であり、それらを起点とした私鉄が下北沢で交差するため、ここで飲食店等の店が多く存在するのは、決して偶然ではないのです。始発駅、終着駅、乗り継ぎ駅、交差駅、このようなところもまたキーポイントとなります。

次に競合店がどの程度重なっているかによって、どの程度影響するかを見ていきましょう。一般的には次のように考えられています。
(a) 商圏が100%重複 30%の影響
(b) 商圏が70%重複  20%の影響
(c) 商圏が30%重複  10%の影響

これらは目安とお考え下さい。また、必ずしも近くに競合があるからと言って目に見える影響がないこともあります。その場合には、仮に同じイタリア料理店であったとしても、別の客層だったという場合があります。

では安心だ、というのも時期尚早です。もし近くに競合があって今のところ影響がなかったとしても、競合店が力を付けていくうちに徐々に顧客を奪われていく可能性を否定できません。改めて、自店の商圏はどのくらいの広さなのか、それは単純な円形と考えるのも単純すぎますが、把握しておくことは大切です。競合店に差を付けられ、大きなダメージを受ける前に対策を練り、お客を惹きつける魅力を確立しておくべきでしょう。

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