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客が少なくても、単価の高いゾーンを狙え

おそらくアイドル自体の数は供給の方が多いと思います。その中でも地下アイドルのように、食べていくのが精いっぱいだったり、他の仕事をしていなければ食べていけなかったり、その中から一気にスターダムにのし上がって、高い値が付く人もいます。こういう場合、市場が供給過多でも独立した存在になることで売り手市場を作り出すことができます。

 

飲食店や美容室、整体も同じく供給過多なのです。しかしながら、繁盛店は少なからずあります。それは上記アイドルと同じ理屈です。独立した存在になって売り手市場を作り出しているのです。

 

では独立した存在になるためにはどうしたらいいかというと、それは熱心なファンを集めることです。あなたのビジネス、あなたのメニューを愛するコミュニティを育てましょう。そしてその集団を業界やマーケットから分離させて特別な存在にするのです。

 

マーケットは大きければ大きいほどいいと思っていらっしゃいませんか?確かにそうですが、次のどちらを目指すかによります。

(a) 巨大マーケット×一人当たり単価が安い

(b) 少人数マーケット×一人当たり単価が高い

一般にマーケットが大きいという場合(a)を見てしまいがちですが、売上の方は(b)の方が大きいということが珍しくありません。大勢を顧客にせずに、きめ細かいサービスを少人数に提供していく方が良い場合があるのです。(a)はシステム化、あるいは社内に多くのスタッフを抱える必要性が出てきます。(b)は少人数精鋭でやることができるかもしれません。そうすると(a)よりも(b)の方が最終利益が高まる場合もあります。

 

飲食店にしても最初から大部屋でやれば、ほとんどの場合、薄利多売なビジネスになりがちです。一人当たり単価が安く、多くの人を相手にしなければなりません。そうすると多くの人を呼び込むための広告宣伝費、それをさばくための多くのスタッフ、そして大部屋のための高い家賃。いいことを思い浮かべる方が難しくなります。やればやるほど、不確実性が増すからです。広告宣伝費がすべて効果的にできるか。客をさばくスタッフの中でミスをする奴が出てくる確率が高まります。

 

客層は狭いかもしれませんが、少人数マーケットで一人当たり単価が高く、狭い場所で行えば、それだけ店主の管理の目も届きやすくなります。スタッフも少人数で少なくて済みます。もっとも一人当たり単価をめちゃくちゃ高くすると、それだけのハイソなお客さまもいらっしゃいますし、それを対応するスタッフもハイレベルが要求されます。こう極端でなく、一人当たり単価をそこそこ高くするでいいと思います。安いから来る客ではなく、そこそこの値段を払ってもきちんとしたサービスを受けたいという人をひきつけない限り、ビジネスは上手くいきません。

 

 

 

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