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吉野家のSNS戦略―昨年の流行語「インスタ映え」をあざ笑う余裕―

昨年の流行語だった「インスタ映え」。1月にはそれをあざ笑うかのように「食べたら美味しいけどSNS映えしない「白カレー」が新発売!」と告知している。そして吉野家公式アカウントをフォローし、アレンジした白カレーの写真を「#シチューじゃないよ白カレーだよ」付きで投稿した人の中から「優秀作品1名に46食分の白カレー無料ご試食券をプレゼント」という企画だ。「インスタ映え」というのは、きれいな画像というイメージの方が強いが、このような企画は、奇抜であり拡散しやすいので、SNS映えしないということではない。SNS映えしないとうたっていて、SNSで拡散させてしまうというところは流石は吉野家といったところ。アレンジ例としてはパンダ、スマイルマーク、人の顔などが上げられていた。

 

昨年末は声優である内田真礼さんの誕生祭として、「Happy Birthday」の文字、内田さんのCD、そして「吉牛」の写真、ハッシュタグ「#内田真礼誕生祭2017」とツイート。見ないうちにいつの間にか大人っぽくなった。元々「チーズペペロンチーノ丼」のぺペロン大使としてPRのためにご活躍したので、その流れか。

 

11月29日は「いい肉の日」。キャンペーン期間中に吉野家公式アカウントをフォローして、告知ツイートをリツイートした中から抽選で1名様に29枚分の牛丼並盛ご試食券をプレゼントする企画。牛丼好きにはたまらない企画。

 

また、いい肉の日にちなみ、楽天通販限定品として、牛丼大盛30袋14,480円を11,290円で買える期間限定キャンペーンを開催。3,190円のお買い得。日付とゴロ合わせには、特別感があり、集客につながる。

 

ボジョレーヌーボーの解禁日に合わせて、吉野家の恵比寿駅前店3日間限定(2017年11月16日~18日)で「ボジョレー解禁パーティ」を開催した。女性だけは500円でボジョレー注ぎ放題、イベント限定フード1品無料(全品ALL300円)。男性は1杯300円で提供。同時にSNSキャンペーンとして、①「#夜あそび吉野家」でSNSに投稿した画面をレジにて提示するとプチおつまみ1品プレゼント(お1人様1回まで)、②「#やっちゃえ吉野家」で吉野家アカウントへ投稿した画面を提示すると100円定期プレゼント、という企画。

 

吉野家でもポッキー&プリッツの日にちなんで、2か所画像が変化したところがわかったらRTというツイートを行った。その画像にはポッキー、プリッツの他、吉野家のキャラクターと牛丼が並べてある。牛丼もさりげなく宣伝しているところが面白い。但し、ツイートだけで特典はない。

 

吉野家ではまだ少ないが、モーメントも活用した例がある。吉野家とはなまるうどんで共通に使える『定期券』をどこで使おうか。『定期券』をかざしながら、次の場所に立ち止まり、①渋谷交差点、②渋谷交差点だがイートインかテイクアウトかで悩む、③尾瀬(?)で「吉野家、はなまるうどんどこ?」(確かに沼地の真ん中には店はない)、④ライブ「終わったら行くかー」、⑤南の島で「ちょっと今から行ってきます」、最後に⑥地下鉄改札前「今日から吉野家⇔はなまる定期券使えるってよ!(さすがに改札は通れない)」。モーメントはツイートをまとめる機能であり、一つのテーマでストーリーを見せるような使い方ができる。

 

このように、客に愛される店には、客に愛されるコンテンツを多数発信している。SNSの使い方も手馴れている。

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