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消費者がSNSでいいね!をする理由ベスト10

Salesforce.comがExacttargetを2013年に買収した。そのExacttargetはCotweetを2010年に買収した。Salesforce.comは顧客管理ソリューションサービスを提供、ExacttargetはWebマーケティングアプリケーション、そしてCotweetはソーシャルメディア管理ツールの会社である。アメリカでは栄枯盛衰が激しいので、会社の合併等がよくおこる。以前Cotweet社が、Facebookのコーポレートページに消費者が「いいね!」をする理由ベスト10を発表した。ここまで説明しないとCotweet社はなんの会社かわからない。

① 値引きやキャンペーンがあるから

② そのブランドを応援していることを友達に知らせるため

③ 無料でもらえるものがあるから

④ その企業の活動を常時チェックするため

⑤ 今後の展開に関する情報を得るため

⑥ セールスに関する情報を得るため

⑦ ただ面白いから

⑧ 限定コンテンツにアクセスするため

⑨ その企業のことをもっと知るため

⑩ その企業に関する話題を仕入れるため

 

アメリカの企業におけるFacebookのコーポレートページという限定意見ではあるものの、大いに参考になる調査結果だ。

 

「その企業の活動を常時チェックするため」とは、相当企業のファンになっていないと難しい。「その企業のことをもっと知るため」「その企業に関する話題を仕入れるため」、これらを「店」のことをもっと知る、とか、店に関する話題を仕入れるという言葉に言い換えればよいだろう。しかし少し難易度が高い。

 

結局のところ、飲食店向けに即効性があるのはやはり「値引きやキャンペーンがあるから」「無料でもらえるものがあるから」「セールスに関する情報を得るため」となってしまう。消費者は自分の気持ちに正直だ。

 

また「そのブランドを応援していることを友達に知らせるため」、これはまさに「口コミ」に他ならない。本当であれば、これが一番望ましいのだが。

 

(潜在)顧客に投稿してもらうためには、顧客になることで得られるメリットを提示する必要がある。そのメリットとは「値引き」や「無料でもらえるもの」というのはわかりやすい。単に『「いいね!」してください、投稿してください。お願いします。』では何のメリットもない。

 

以前、自分がある企業の財務の仕事をしていたときに、(優秀な)法人営業のメガバンカーに、「とにかく借りてください!」とだけ言われても、借りる方としては何のメリットもない。「うちにどんなメリットがあるんですか?」と尋ねたら、「自分の成績のためです。とにかくお願いします!」と来たもんだ。まあ、正直者と言えばそうだが、これが優秀な大学を卒業した、優秀な三大メガバンクの営業マンかと思うと、少し情けなくなった。このとき、利率が安くなるとか、支払手数料を下げてくれるとか何かメリットがあったならば借りたと思う。

 

営業にもお客にとってのメリットが必要だが、当然、「いいね!」をもらうにも押す方にとってメリットが必要なのだ。それが金銭的なメリットであれば即効性が高いし、自尊心をくすぐるものであっても「シェア」の対象となる。

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