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駅から物件へ歩いてみることで、人の流れを見てみよう。

駅とはほぼ普遍的な交通発生源の一つです。駅を交通発生源としてみるときは、人の流れを把握することが重要です。最低限チェックするのは次の通りです。

(a) 駅口は何口あるか
(b) 駅口はどのように使われているか
(c) 駅口の集中度合いはどうか
(d) 駅のホームから店が見えるか

駅口はグーグルマップで予め確認しておきましょう。そして自分で駅のホームから一度人の流れに乗って、彼らがどこへ向かうかを体感してみましょう。駅の近くにスーパーマーケットやデパート等の商業施設があれば、そこに向かうために人々が流れていくということが分かるはずです。近くに商業施設があり、実際に人の流れが多ければ、間違いなくその改札口が駅で最も人が集中するところと言えます。

そして、その改札口から物件に歩いていきましょう。その物件の前を通って、もしその先に人が集まる施設(商業施設だけではなく住宅街等)がある場合は当然よい条件です。そのときに交差点等の分岐点がいくつあったのかを同時に確認しておきます。これらが2か所以内であれば、条件としてよいですが、4か所以上あるならば、衝動来店型の集客をお考えの場合、慎重に考える必要があります。正直、目的来店型の集客を最初からお考えの方が無難です。当然2か所以内であったとしても、物凄く長い直線距離を歩かせられる場合は、これも物件としてはキツイ。

今度は逆に物件から駅に向かって戻ってきましょう。そのときに物件に近い別の駅の出入り口が見つかる場合があります。人通りが少なくても、場合によっては住宅街につながる出入り口かもしれません。もう一度その場でグーグルマップで確認してみましょう。

次に駅前の様々なパターンを考えてみましょう。

(a) 駅の出入り口が線路の片側しかない駅
ローカルな駅によくみられます。乗降者数は少ないですが、一か所しか出入口がないために、その改札口の集中度はとても高いものになります。

(b) 駅前ロータリーがなく、周辺がすぐに住宅街になっている駅
こういったところも、駅出入り口、付近の踏切の集中度は高いものになります。

(c) 線路の両側に駅前ロータリーがある駅
北口と南口、あるいは東口と西口にそれぞれロータリーがある場合、道路が複数あるために、人々の行動は分散する。それぞれの改札口を用いる行動パターンは大きく異なることがあり、注意が必要です。

(d) 駅前ロータリーが一つしかない駅。
一つしかない場合には、極めて集中度の高い改札口となる。こういった駅でもロータリーのない方に穴場が隠れているかもしれないので注意が必要です。

もう一つ、駅乗降者数も調べておきましょう。

それには国土交通省が取りまとめている「都市計画現況調査」があります。
http://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_fr_000030.html
No.8 都市計画施設の現況-(1) 道路-[2]駅前広場により、JR主要駅の乗降客数(人/日)を調べることができます。
JRのほか、私鉄及び地下鉄の主要駅についても調べることができます。

各鉄道でも、駅の乗降者数を掲載しているところもあります。
例えばJR東日本では、「各駅の乗車人員」として、以下のように情報を公開しています。
http://www.jreast.co.jp/passenger/

その他の鉄道については、それぞれのウェブサイトで検索するか、それでも不明な時には、各鉄道へ直接お尋ねいただくと良いでしょう。普通は、「○○駅 乗降客数」とググると出てきます。概ね数年前のデータですが、数年で大幅に変わることはありませんので、商圏分析を行う際にはとても有用な情報になります。

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