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全世代において信頼できるメディアは知人・友人からの推薦

アメリカ合衆国のマーケティングリサーチの会社にエーシーニールセンという会社がある。おそらくこの手の会社では指折りに調査や分析能力の長けている企業であり、彼らの調査結果は信頼に値すると思われる。彼らが2015年に「広告信頼度グローバル調査」を行っており、そこの調査結果でSNSの活用にとって大いに参考になるものがあったので、2つほど上げてみたい。第一にメディアに対する年代別の信頼度、そして第二に年代別の受け入れられるテーマである。まず以下の表を見ていただこう。

(表1)広告を信頼する世代別割合

出典:ニールセン 広告信頼度グローバル調査 2015

これは、世界的な広告調査会社ニールセン社による、「広告を完全に/ある程度信頼する回答者の割合」を年代別にまとめたものだ。60%超を橙色、40%未満を水色とした。これによると、従来型の広告でテレビ、雑誌、新聞は根強い信頼性があるが、ネット広告については全世代において信頼度が低いことがわかる。ちなみに企業が行う通常の広告はペイドメディア(Paid Media)、新聞の社説や評論家の論評はアーンドメディア(Earned Media)、自社のホームページ等をオウンドメディア(Owned Media)と言うが、従来型のペイドメディアであるテレビ、新聞、雑誌等の広告や、アーンドメディアの新聞の社説・コラムは未だ手堅い信頼性を有し、自社のホームページ等のオウンドメディアも高い信頼性があるものの、一番信頼性が高いのは「知人からの紹介」であるという結論である。この知人には、リアルな世界でつながっている友人、知人、家族は当然のこと、SNSでつながっているフォロワーも入る。この点、TwitterやInstagramによる情報発信は有効と言える。

次に表2をご覧いただこう。これは年代ごとの受け入れられるテーマである。

(表2)受け入れられるテーマ(年代別)

出典:ニールセン 広告信頼度グローバル調査 2015

受け入れられるテーマと言うのは、一言でいえば「共感できるテーマ」と言う意味だ。共感できるテーマについての情報発信を行うと拡散しやすい。表2を見ると、世代を超えて、「日常生活の描写」「ユーモア」「健康関連」「価格志向」「家族志向」が多くなっている。思いの他、「著名人の推薦」が低い。

この表からTwitterでどんな情報を発信した方が良いか、想像できるだろう。例えば、油ギットンギットンとかボリュームが売りの飲食店であれば、表2で次点の「エネルギッシュ」で押しまくればよい。「健康志向」は別のコンセプトを持った飲食店ならば、切り口として有りだ。

「ユーモア」が拡散するのは、直感的にもよくわかるだろう。みんなに知らせたいと思うからだ。また「価格志向」は当然のことか。一番消費者にメリットとして伝わりやすいのは、やはり「安い」「お得」というキーワードだ。これが割引クーポンの根強い人気のある証拠だ。「お得」というキーワードからは、割引になる消費者にとって値段以外でお得になるキャンペーンも効果的だ。

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