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サブウェイのSNS戦略―ヘルシーやオーダーメイドの強みをアピールした仕掛けを―

サブウェイが2期連続最終赤字となり、苦戦している。ファストフード業界において、当然マクドナルドより高いし、ヘルシー系と比較しても、それほどヘルシーイメージを打ち出せていないという、ここでも中途半端が原因で客足を落としている。今の時代、中途半端が一番いけない。分かりやすいメッセージが一番だ。そしてメッセージを決めたら、徹底的に貫くこと。ただ、Twitterではけっこう頑張っている。

 

まずヘッダー。これはそれなりの企業であれば当然対応しているが、今、一番売り出したいものを載せる。2018年の新年早々では「生ハム&マスカルポーネ」と「サーモン&マスカルポーネ」を推奨していた。マスカルポーネとはチーズで北海道産の生乳を100%使ったことを売りにしている。3月5日現在では、あつあつ、もちもち、イタリアンのホットフラットバジルチキン。シズル感あふれる画像だ。

 

サブウェイは注文が入ってからサンドイッチを1つ1つ手作りするというところに、特徴がある。そして野菜たっぷり、お客様の好みに合わせて作る「オーダーメイド」に強みがある。しかし野菜を何しようかで悩み、結局はスタッフに「お任せ」することになる。自分みたいに面倒くさがり屋が店へ行くと、本来の強みがなくなってしまう。その点、Twitterの動画コンテンツに、サンドイッチアーティストコンテスト全国大会で優勝したスタッフによるお薦めカスタマイズコーナーがあることはプラス。昨年のクリスマス時には、クリスマスにぴったりのお薦めカスタマイズとして、「ローストビーフ」に「エビ」や「クリームタイプチーズ」をトッピング。具だくさん&クリーミーに味わう贅沢カスタマイズを行っている。のトッピング美味しそうなんだけど、新規客にアピールするときにはどこかで値段も開示しておかないと、「あの動画のトッピングなんだけどさ」と気楽に頼めない。値段の記載がない点でマイナス。

 

クリスマス時期に、年末までにサンドイッチ全品50円引きクーポンをプレゼントしており、そこで「あなたが今年一番食べたサンドイッチはどれ?推しメニューを教えてね💛」とツイートしている。せっかくだ。メニューをツイートしてもらうとか、いくつかのメニューを選択式にして、投票アンケートを取り、キャンペーン化したほうがいい。ただ教えてねとツイートして、どこで教えるの?店頭で?誰に言えばいいの?教えたことでメリットあるの?ということになり、尋ねることも無駄になってしまう。

 

サブウェイ通になれば楽しみの一つであるのが、「サブウェイ呪文」と呼ばれる、いわゆるスタッフに伝えるトッピングである。昨年末の「ローストビーフのサブウェイNo.1」が「ローストビーフ、ウィート、トーストでマスカルポーネチーズをトッピング、ピクルス抜き、オニオン多め、マヨネーズで」とのこと。但し、これは上級者向けのコンテンツだ。

 

美味しさを伝える動画としては、「実は、世界の中でも”日本のローストビーフ”はうまいらしい」というコンテンツで、ジューシーで弾力性のあるビーフがパチパチパチ、ジリジリジリ、ジュワッと音付き、非常にそそる。

 

改めて、サブウェイのTwitterを覗いてみると、注文が面倒臭そうとか、結局値段は高いんじゃね、とか、顧客の不安感を払しょくできていない、また強みを徹底的にアピールしきれていないと感じる。

 

一案だが、オーダーメイドで押すならば(押すべきだが)、「サブウェイ呪文コンテスト」をやってみたり、「眼精疲労がひどいんだよね」というお客には、スタッフからお薦めとしてブルーベリーを入れたり、もっと個人の健康に直撃するようなメニューのお薦めの仕方をしてみたらどうか。あと、今の時代、糖質制限パン生地は不可欠。これら健康アピールをTwitterで行うことは言うまでもない。どちらかというと高いと思われているので、Twitterのキャンペーンで抽選〇名様と限定する形で割引クーポン配布を検討してよい。全員もれなく配布はお勧めしない。健康にいいのだから少し高くて当然。そう思わせなければいけない。今だと単なる高いサンドイッチ枠になってしまっている。

 

キャッチフレーズは「おいしいをはさもう!」ではなく「ヘルシーをはさもう!」ではないか。さらに言えば、Instagramの活用は不可欠。Twitterのヘッダーにはいつもシズル感あふれる画像となっているのだから、フォトジェニック性の高いサブウェイ美術館(Instagram)が作れるはずだ。

 

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