BLOG

繁盛店の売上目安と目標はどのくらいと考えれば良いか

店舗経営をするのであれば、どのくらいの月商で繁盛店と呼んだら良いのでしょうか。もちろん店をやるからと言って必ずしも繁盛店を目指す必要はありません。細々とやっていくのも選択肢の一つです。

一般的には個人店であれば月商500万円でも上がっていれば、十分と言える数字でしょう。例えば、合計20席程度の店で、客単価を3,000円と設定し、平日22日で土日祝日を8日とし、平日3回転(ランチ1回転、ディナー2回転)、土日2回転としますと、3,000円×20席×3回転×22日+3,000円×20席×2回転×8日=492万円。オーナーの手取りは約40万円くらいでしょうか。上等な気がしますね。しかしながら、繁盛店と言うのは、多店舗化、チェーン店化をしたければできるレベルと考えますと、日々生きていくのが限界なくらいがこのレベルです。繁盛店と言うからにはせめて年収1,000万円は軽く超えたいところ、そう考えれば単純に以上の倍、つまり月商1,000万円、多店舗化の投資資金を蓄えるとなったら、3倍の月商1,500万円は狙っていきたいところです。こうなると繁盛店と言えるのではないでしょうか。

このような視点から判断すると、世間的には超繁盛店が1%、そこそこ繁盛店が30%(超繁盛店含め)、その他が70%という比率なのだそうです。なかなか超繁盛店のような圧倒的な商品力やサービス力があるところとは真似ができません。

上記は定量的な要因ですが、定性的な要因としての繁盛店は、まずコンセプトが明確であること、そしてそのコンセプトにお客さまが共感してくださっていること、さらにはクチコミでお客さまがお客さまを呼んでくださるような店のことです。広告宣伝費として、広告掲載サイトにのせている時点で、繁盛店とは呼べません。予約は店のホームページや電話で入る店が繁盛店です。

繰り返しますが、繁盛店にならなければならないという理由はありません。自分のスタンスとしては、売上や利益が上がるところが凄いし、みんなそれを目指すべきだとは1ミリも思いません。お店をやっているオーナーが何に満足されるか、それが重要です。そのため店舗展開を拡大する必要もないですし、上場なんて考える必要もないのです。ただ、一つだけ言わせていただくことが可能であれば、オーナーの自己満足と言うよりもお店に一度でも来店してくださったお客さまの笑顔をたくさん見ることを重視していただきたいと思うのです。

その笑顔が多ければ、売上が少なくても、利益が少なくても構わないと思います。もちろんそんな考え方は、投資家や金融機関には全く通用しません。あなた自身が投資家(店のオーナー)であれば、そういう考え方も許容できるでしょう。売上や利益と言うのは単なる結果にすぎません。もちろん、店のオーナーが売り上げや利益、そして自身の懐具合を気にされるということであれば、それも否定しませんが、どうしても利益効率を考える必要があるでしょう。

繁盛店を目指すために、繁盛店の真似をしても意味がないと思います。あなたはまずあなたらしくなければならないのです。

繰り返しますが、繁盛店の定義は定量要因よりも、お客さまがあなたの店のコンセプトに喜んでくださって、販促費がほとんどかからず、お客さまがお客さまを自主的に呼んでくださる店です。この理念を崩さない限り、おそらく、定性的にも定量的にも結果として繁盛店となることでしょう。

せめて、お客さまと店のオーナーがともに喜ぶ心の繁盛店だけは目指していただきたいと思います。それは店のコンセプトのメッセージとコンセプトを受け取るお客さまの受け取ったメッセージが一致しているかどうかにつきます。繁盛店はコンセプトに始まり、コンセプトに終わるといっても過言ではありません。

関連記事一覧