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店の見え方によって、売上は大幅に変わる

通常、あなたの店や看板は何らかの障害物があって、歩行者から見えずらい状態になっています。このような状況を「視界障害」と呼んでいます。一度歩行者になったつもりで、物件直前の10mから、その逆方向の直前10mから、交通発生源から、交通発生源へ向かう動線から、どのように見えるか、見えないか調査してみましょう。

視界障害を引き起こす原因になるものは具体的には次のようなものです。
(a) 街路樹:特に夏は青々とした葉が茂り、道の反対側を見ている人からは全くあなたの店が見えない可能性があります。
(b) 他の店やビル:目立つ店やビルがあると、あなたの店をスルーしてしまうこともあります。
(c) 他店の看板やのぼり:手前に他店の看板やのぼりがあると、あなたの店が隠れてしまうこともあります。
(d) 自転車:通行中の自転車はともかく、放置自転車は店に入る際の心理的な負担になります。入りづらければ、自転車をどかすのも面倒なので、入店をやめようという気にさせます。
(e) 電柱、街灯:電柱等で道の反対側のあなたの店が隠れてしまうこともあります。
(f) 運送車両:特に駐停車している、荷物搬送中のトラックなどは未知の反対側にあるあなたの店を確実に隠してしまいます。目の前がバス停の場合、待っている人が背中側のあなたの店を気にすることもありますが、道の反対側だった場合には隠れてしまいます。店前がバスの停留所前だったとしたら、1日の便数や1回当たりの停車時間を調べておいた方がいいでしょう。

店を見えにくくしているのは、上記のような障害物ばかりではありません。店と背景の関係で見えにくくなってしまうこともあるのです。それを「視界融合」と呼んでいます。物件はその周りの様々な景色と融合して見えるため、単独の対象とみなされなくなります。いわゆるごちゃごちゃあるうちの一つと言うような感覚です。

例えば、赤、橙のような暖色系の色がいくつもあった場合に、同じ暖色系の看板を用いていれば、あなたの店の看板がそれらに溶け込んで、見えにくくなります。白色の看板は、空の雲の色と同化して見えにくくなることもあります。色に同化することを「色彩融合」と呼んでいます。また、正方形の看板が並んでいるところでは、他の丸や三角は目立つのですが、四角の看板は溶け込んでしまって、見えにくくなります。このような形に同化することを「形融合」と呼んでいます。

強い印象を与える別の対象がある場合には、「視覚退行」と言う現象が生じます。例えば、店の看板よりも、他に大きく派手な看板が近くにあった場合、通行人や車の運転手は、そちらの目立つ看板に行ってしまって、自店の看板が見えにくくなってしまいます。自店の看板の近くに、有名企業の看板、例えばマクドナルドなどの看板があると、そちらに目が行ってしまいます。ロードサイドでは道路標識や案内標識、信号機等も自店にとっては厄介者です。

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