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エノテカのTwitterから、魅力的な飲食店の集客を学ぶ

20日は毎月ワインの日らしい。どうやらフランス語の20(vingt)とワイン(Vin)の読み方が似ており、日本ソムリエ協会が、20日をワインの日と制定したらしい。さて、全国にショップを持つワイン専門商社に「エノテカ」があり、今回はエノテカのワインの売り込み方を通じて、集客に使えるスキルを学ぼう。

エノテカのプレゼントは、無料のプレゼントではなく、32%OFF等割引による提供だ。元々が高いものだから、ワインを知っているものにとっては割引でもお買い得感がある。ここで注意が必要なのは、高い料理店でも認知度が低い店のメニューはいくら高いものを割引してもお買い得感はない。受け手にとってみれば、高いメニューだったとしても、その店に行ったことがなければ、お買い得感は伝わってこないのだ。そのメニューの価値をあらかじめ知っている場合の手法だ。

ワインの場合、テイスティングは一定の集客を見込める。テイスティングは通常はボトルで頼むと何十万のものが、何人かで寄ってたかれば、グラスワイン料金で飲める。メニューでボトルを見るととても高くて頼めないが、これをグラスワインで味わえたらいいのにな、と何度思わされたことか。こういったことがまさにお買い得感なのだ。店も高いワインを抜栓して保存に気を使わなくて済む。高いワインを飲んでもらいたい店と、高いワインを飲みたい客のマッチングである。ちなみにエノテカ広尾店では2018年2月23日、24日、25日と世界三大貴腐ワインのソーテルヌ、1981年シャトー・ディケム(114,480円)、1979年シャトー・リューセック(14,040円)が2グラスセット(各30ml)でおひとり様参加料7,560円で提供している。

「限定入荷」という言葉は非常にそそるものがある。例を上げると、「あのクロ・デ・バブが作る年に一度のチャンス!毎年即完売する人気の「ル・プティ・ヴァン・ダブリル」が限定入荷しました。」あとはワインアドヴォケイト(90点)という点数記載も、有難みがあってよい。

さらに「よりどり5本1万円 最大4,400円お得」。これは非常にお買い得感が伝わってくる表現だ。本当に4,400円お得かどうかはわからないが、このような表現を用いると本当にお得な感じがしてくる。金額でアピールしよう。

映画でよく興行収入1位!とかやっているが、ワインにもある。例を上げると、「ムートン・ロスチャイルド、オーパス・ワンと同じコンセプトで作られるチリ最高のプレミアムワイン「アルマヴィーヴァ」2017年トップ100ワインにて世界第一位を獲得した最新2015年ヴィンテージが到着」(ジェームズサックリング100点)。点数はフル活用。さらに世界第一位は色んな一位(販売量が1週だけ1位、1か月だけ1位等)があるわけで、それも活用するのだ。

エノテカでは最初から希少価値満載感のあるセットを用意している。その名も「アンコールボックス」。これは出荷時のアクシデントに対応すべく備えている予備のうち役目を終えたセットを掘り起こし、最終在庫として紹介するもの。「いずれも在庫限り、売り切れ御免の完全数量限定につき、ぜひ早めにお買い求めください」として煽っている。飲食店でもこのような煽りは使ってみてもよいだろう。「在庫限り、売り切れ御免のアンコールメニュー」一歩間違うと賞味期限切れに思われるかもしれないので注意。

ワインを売りにしているなら、マリアージュ企画は避けて通れない。ワインを置いてあっても、この企画をやっていない料理店が見受けられる。もったいない。美味しい食べ合わせは誰もが知りたいもの。所詮我々ど素人はプロの味覚にはかなわないし、プロの意見に耳を傾けたくなるのだ。エノテカでは2月9日の肉の日に合わせ、エノテカ流「肉」と「ワイン」のマリアージュ術をご紹介している。ここでは理屈付けも必要。(ハンバーガーとアヴァント・カベルネ・ソーヴィニョンの組み合わせで)「牛肉とカベルネ・ソーヴィニョンの相性は当然のことながら、果実味とタンニンが重たくなった口や胃をリフレッシュ!」こんなノリだ。

また、その月の「ハッピーワイン」と名を打って、割引価格で提供する。ここではスペインの名門トーレスの人気キュヴェ4銘柄が1か月限定20%OFFとしている。今月のハッピーメニューでもいいではないか。ハッピーと付けるだけでも気分を良くさせる。

以上のように、割引、テイスティング(お買い得感、お試し)、限定入荷(希少価値)、マリアージュ(店でしか味わえない美味しさと味覚新発見)等、エノテカのキャンペーンからは飲食店が集客に使えるスキームが満載となっている。

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