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インスタ映えと言っても、あまりプロ仕様に偏らないことが大切

ツイッターやインスタグラムを使う動機というものは、大きく分けると3つある。それは第一に自分自身の体験のストック、第二につながりやコミュニケーション、そして第三に自分の生活のアピールというものだ。

 

ここで見られるのは、他者の視線を気にしながらの自己アピールである。どちらかというと「リア充」より「フォト充」のようだが、他人を気にしながらの自己主張というところにポイントがある。

 

そのため、元の情報発信者(メーカー、小売店、あるいは飲食店)のフィルターを通っていない。つまり利害の絡まない情報を取得できる、と一般的には考えられている。さらにはサービス側の機能としても、ユーザー個人の関心にマッチした画像と接しやすいようになっている。画像を見ることで、じっくり考えずにすむ。つまり直感で判断できれば脳が疲れなくて済む。考えると余計なエネルギーを使う。だからあんまり考えたくないだけだ。

 

また、SNSの投稿者(情報発信者)が、個人の場合には「盛られている度合い」が少ないが、利害関係の絡む投稿者からの情報の場合は取り扱いに注意が必要だ。例えば、店側の発信したSNSの写真におけるメニューがあまりにも現実に見たものと異なるときには、クレームの対象となるといってよい。SNSの写真の肉の大きさと比較して実際の肉が小さい、あるいはメニューの写真はプロの撮影道具と用い、明るさにも注意を払っているが、実際は照明が暗く、自分で写真を撮ったら、あまり美味しそうに映らない場合も、悪い印象を与える一因になる。

 

つまり店がプロの撮影家を使って(当然機材もプロ仕様)SNS映えをしたとしても、自分が同じようにSNS映えした写真が撮れない場合には、お客にとって不満になることもある。それゆえ、SNS発信時の写真にはあまりにもど素人でど下手なものは論外として、あまりにプロ仕様に偏りすぎても問題となるのだ。

 

以前、あるファストフードで新商品発売でSNS発信をした際に、実際に出てきたメニューが、店側のオペレーションの不手際と重なって、あまりにも異なるイメージとなったときに、それをお客がSNS発信し、拡散したことで、悪評になってしまったことがある。プロに写真撮影をしてもらって、角度や光の問題で現実と若干異なるだけならまだしも、撮影時だけに高級素材を使っているのはもってのほか。飲食店のメニューに詐欺メイクはダメ!化粧落としたらあー!!!

 

今やSNSを情報収集及び検索として利用する割合が半分を超えたという調査結果もある。こんな時代であるからこそ、適切な投稿を行わないと認知やイメージの点でマイナスになると言える。

 

SNS映えは、元のメニューのSNS映えだけでなく、他者の視線を気にした「自己アピール」である。それは、自分が写真をとってSNS発信したときに、自分の写真があまりにも店側の写真と比較して貧相なものであっては、自分の撮影センスがひどいアピールになってしまう。本当ならば、店の写真より、自分の写真の方がよりおいしそうに見えれば、自己満足できる可能性もある。それでいいね!を増やしたいのだ。

 

当然、お店側が最初からひどい写真を掲載しているのは論外だが、美味しい写真を掲載しつつも、よりお客が自己アピールできる余地を残しておくことが重要と言える。但し、高級店の場合はプロあるいはプロ級の撮影技術で良い。

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