BLOG

アニメ「ポプテピピック」に見る話題性の作り方。とにかく尖れ!

放送時にいきなり「#クソアニメ」でTwitterのおすすめトレンドに登場。元々漫画でも、自作をクソマンガと言い切ってしまう。原作の漫画自体もSNSで人気を高めていった。出版でお世話になっている「竹書房」に対しても、「くたばれ竹書房」とか、指定暴力団呼ばわりするカオスな展開。

 

2017年4月1日にはTwitterにて原作の大川ぶくぶ先生によるラブコメマンガ「星色ガールドロップ」のアニメ化決定の告知。翌日には「ポプテピピック」のアニメ化も同年10月スタートと告知。しかもハッシュタグ「#クソアニメ」のほかに、「#フォローしろ」との上から目線。

 

その後も、オリジナルTシャツ、ハンドタオル、ICカードステッカー、枕カバー等限定グッズの発売。オリジナルトートバックのプレゼント。秋葉原の「キングアミューズメント×パセラカフェ」にて、コラボメニューの販売。10月のアニメ開始に向けた漫画Third Seasonの連載再開告知、と大いに盛り上げておいて、TVアニメは2018年1月の放送開始と突然の延期。ハッシュタグ「#キングレコードの勘違い」。最初から狙っていたとしか思えない確信犯だ。

 

その後もアニメ開始までイベントを続ける。みんなのくじの「みんくじTwitterキャンペーン」として、まず「みんくじ公式Twitter(@minnanokuji)」をフォローし、キャンペーンハッシュタグ『#みんくじポプテピピック』をつけて、商品に関する内容等をツイート、もしくはみんくじサイトの「#Twitterボタン」から応募。オリジナルグッズが当たるというキャンペーンだ。当選はDMで。※落選のご連絡はございませんので、ご了承くださいとのコメントあり。

 

渋谷のアニメイトに主人公のポプ子とピピ美の着ぐるみが来るイベントの開催(2017年10月31日)。ポプテピピックのオリジナル付箋を作りまくるという「人力コピペバイト」もanで募集するのだが、バイト募集も①@webanフォロー、②投稿をRT、③応募フォーム入力とキャンペーン化。日給5万円や交通費全額支給の他、大川先生のサイン入り色紙がもらえるという前代未聞のアルバイト。

 

その後、主題歌決定、先行上映会の告知。特製クリスマスケーキの販売を含むクリスマスイベントの開催。当然、コミケにも出店。

 

アニメの放送を開始したらしたで、「ポプテピピック」のはずのアニメの出だしが、いきなりラブコメの「星色ガールドロップ」!この展開は漫画のセカンドシーズンと同じだから、漫画の読者はわかったと思うが、アニメで初見の人はさぞや驚いたであろう。加えて、前半と後半が同じアニメの繰り返し(但し声優が異なる)。アニメの展開までカオスだった。誰も30分の中で同じアニメを2回見せられるとは思わない。ただ、単なる同じアニメではない。声優によってドラマの色が変わって見えるので不思議だ。例えば初回の2度目ではポプ子とピピ美の声優がタッチの達也(三ツ矢雄二さん)と南ちゃん(日髙のり子さん)という、いかにもアニメのオールドファンを狙った展開。しかも一話ごと、全部声優が異なる。

 

アニメ開始後のイベントでも、らしさ全開。2018年1月21日に秋葉原でポプ子のお面を配布予定が、あまりの人だかりのために、中止と言う騒ぎ。集まったファンはポプテピピックの合言葉である「中指立て」をしていたという。おそらく何も知らない警察官の人は「馬鹿にすんのか、この野郎!」と気分を害したに違いない。ファン同士ならば、ちょっとムカついたときの軽い挨拶のようなものだ。

 

内容も時事ネタ、ブラックユーモア、社会風刺等非常にシュールではあるが、期待させて、じらして、しかもアニメ延期。イベント中止等、話題性の作り方が非常に旨い。イベント中止については、意図したものではなかったと思うが。

 

見てもらえれば、好き嫌い分かれる漫画やアニメだと思う。ただ、いいも悪いも、話題に残れば勝ち、残らなければ負け。非常に単純だが、拡散する話題作りの手法がここにある。クソでもいい、カスでもいい。いいも悪いもとにかく「尖れ」!

 

ここまで大掛かりな仕掛けとなると、小さな飲食店は難しいが、アルバイトの募集の仕方くらい少しは真似できそうだ。ツイッターでバイト募集なんて洒落ているではないか。しかし、あなたのサインはいらない。欲しいと言われるオーナーになれるよう努力しなければならない。

関連記事一覧