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モスバーガーのツイッター戦略ーSNSで中途半端感の脱却を目指せー

モスバーガーのツイッターは、基本的には新商品の紹介であるが、遊び心も同居しているイメージだ。モスバーガーと言えば、グルメバーガーほどではないが、「味」と言えば同業他社よりこちら、というイメージである。日本ナンバー1の同業他社よりも「旨い」で甘んじているためか、ツイッターのド派手な活用はあまりされていない。しかし参考になる点は多い。

新商品の紹介コンテンツはまず予告から始まる。例えば、ドカンと新作バーガーのそそる画像を載せて、「【予告】11/21(火)新登場、ベーコン薫る、#とびきりの新作。とびきりハンバーグサンド<薫るベーコン&クリーミーポテト>重量感溢れる贅沢な一品をお楽しみに♪」と記載。

そして当日は、ベースのバンズから野菜、ハンバーグ、ベーコン等の具材が積みあがっていく動画を載せ、「本日発売 しっかりスモークした薫るベーコン クリーミーなマッシュポテト この冬とびきり贅沢なグルメハンバーガーを、ぜひご賞味ください」としてランディングページへ誘導し、詳細を説明している。

飲食店でも当店の売上No.1、No.2、No.3とメニューに書いてある例があるが、初めて、あるいは久しぶりに店を訪れる人にとっては、メニューの選択がしやすい。初めて飲食店に行ったときに「この店のお薦めはどれなの?」と聞く人も多いだろう。お薦めならばきっとこの店で食べる無難な味なんだろうと比較的に安心して頼める。モスバーガーでいうところの「人気バーガーランキング」(但し、一定期間のネット注文)である。

遊び心としていくつかピックアップしてみよう。まずはクリスマスを意識した動画としては、モスチキンでトナカイを作っている。40秒動画に収めている。あれよあれよという間にトナカイの顔ができていく様は、見ていて楽しい。これはDELISH KITCHEN」とのコラボで作られた動画だ。ちなみに昨年末には「モスチキンを用いたリースオムライス」「油淋鶏ツリー」のレシピ動画もあった。どちらも最後の仕上がりが非常にきれいだ。

間違い探しならぬ、モスチキンの画像があり、「画像内の3つの場所が徐々に変化します!みなさん発見できましたか?」という遊びもある。ついつい目を凝らしてしまうが、その結果、「しまった・・・・腹が減った・・・・」だ。このコンテンツ何気に考えてる。

参加型コンテンツとしては、「モスのフレンチフライポテトを2本動かして、正しい式にする。わかった人はリツイート」というもの。何時間後かには答えを出していた。

プレゼントが絡むコンテンツとしては、子供会員限定で段ボール組み立て式の「なかよしハウス プレゼントキャンペーン」を行っていた。抽選で150名様に当たるというもの。ツイッターではキャンペーンの告知がされているだけで、その後、ランディングページに誘導し、そこから応募という形をとっている。

モスカード会員様限定で、MOSポイント最大3,000円分、旬のフルーツ詰め合わせを抽選でプレゼント、というキャンペーンもあるが上記同様にランディングページで応募させている。

現状では投票コンテンツなど、ツイッターをキャンペーンとして活用されていない。同業のマクドナルドと異なり、まだ使いこなれていない感はある。

モスバーガーは2018年1月現在、4年連続客数減少の危機的状況にあると言われている。その理由は、マクドナルドよりも味が美味しいながらも少々値段が高いが、グルメバーガーほどの美味しさもないといったポジショニングの中途半端感(中価格帯の中途半端なハンバーガー店)が否めない点。高価格帯のシェイクシャックやUMAMIバーガーのような高価格帯店、さらに低価格帯のマクドナルドの復活に押されていることにある。

このようなときにこそ、SNSによる話題性のあるキャンペーンや新メニューを強く打ち出す必要がある。ちなみに昨日2018年1月14日に河北新報において、モスバーガーの社長が、各地の食材を使った商品開発を進め、他者との差別化を図る考えを示したとの報道があった。それをSNSでどう拡散するかが勝負だ。今後のモスの逆襲に期待したい。

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