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丸美屋のSNS戦略―マイペースかつ奥ゆかしさで心をつかむ―

丸美屋は、米さえ炊いておけばあとは何とかしてくれるという安心感がある。さすがにそれだけだと横着なので、丸美屋のアレンジレシピのツイートを幾度か参考にして、少しはましな食生活を営ませていただいている。

そもそもあまり頻繁にツイートしているわけではない。月に1~3回程度。概ね簡単レシピやキャンペーン情報、新商品情報、その他告知情報に限定した発信だ。最初から「マイペースに発信していきます!お気軽にフォローをお願い致します!」と言われた日にゃあ、「丸美屋さんの、のんびりマイペースに、気軽について行きますよ。」と言いたくなるではないか。

どのようなキャンペーンがあるか、いくつかピックアップしてみよう。まずお断りしておくと、フォロー&リツイートキャンペーンなるものはない。あくまでもリアルキャンペーンへの誘導告知のみに使っている。
「麻婆茄子の素」を買うと、茄子をモチーフにした可愛いお鍋が当たる。抽選で1,500名様(2016年6月24日)。
人気のティファールキッチングッズ等が抽選で合計13,000名様に当たる。丸美屋「麻婆豆腐の素」等で応募可能(2016年9月13日、2017年10月23日)。
『ポケモンGo Plus』や「ニンテンドー3DSソフト」が抽選で300名様にプレゼント(2016年9月30日)。
「ごはんでにっこり♪釜めしキャンペーン」丸美屋対象商品のマーク1枚で、抽選毎月500名様(3か月合計1,500名様)に丸美屋オリジナル2,000円分のQUOカードプレゼント。さらに抽選に外れた方の中から抽選で「丸美屋商品詰め合わせ」をプレゼント。
「究極の麻婆米×炊飯鍋プレゼント」丸美屋マーク1枚で毎週150名様合計1,500名様にプレゼント。Wチャンス賞として、外れた方から毎週850名様、合計8,500名様に丸美屋食品詰め合わせ。
「創業90周年記念キャンペーン、インスタ映えする懐かしの昭和グッズをプレゼント」抽選で合計200名様。中には赤いダイヤル電話ボックスもプレゼントの対象になっていた。
「丸美屋食品ミュージカル「アニー」クリスマスコンサートキャンペーン」チケット50組100名様、アニーグッズ&丸美屋商品6点セットを50名様にプレゼント、というもの。
主婦と子供を丸美屋の直接のターゲットにしているところが伺える。

アレンジレシピと言う点では、ハロウィン仕様で、とり釜めしにカボチャを加えたレシピがある。他社だと、色々盛ってきそうだが、カボチャ入れただけとは、まさにシンプル・イズ・ザ・ベスト!「時間がない人のために」と一応断りが入れてある。そもそも丸美屋に期待するのは時短レシピ。凝りすぎて時間のかかるレシピはらしくない。さらにバレンタインなのに釜めしの素のパエリア、クリスマスなのに釜めしの素のごはんケーキと、信念を押し通すあたりはさすがとしか言いようがない。ちなみにレシピ動画も配信している。

その他の情報告知とは、例えば、「銀座丸美屋食品のビル1Fで、商品展示しているショールームがございます。昔懐かしい商品から新商品まで、無料でご覧いただけます。銀座でのショッピングついでにぜひお越しください。」これなぞは、銀座でショッピングする際に、ついでにうちにも寄ってってください、と言わんがばかりではないか。もっとも単なるショールームだということもあるのだろうが、宣伝センデンしていないところが奥ゆかしい。

丸美屋の初代麻婆豆腐の素の45周年記念として、復刻版を出したことが、他社のツイートで取り上げられていたのだが、それにリツイートしている。自分からツイートして発信しないところも、余裕をかましているようで心憎い。

丸美屋の抽選会に参加したフォロワーからのツイートへリツイートしている。自分から抽選会の様子をこれでもかとアピールしないところも好感度大だ。

とり釜めしの素で洋モノイベントを乗り切るという強い信念を持ち続けながらも、全体的にがつがつせず、自己主張を控え、非常に奥ゆかしい作りになっている。今日の夜は、外食せずに丸美屋「麻婆豆腐の素(大辛・花椒付き)」で決まりだ。うちに何個かストックしてある。欲を言えば、超辛口が欲しい!・・・・いや、そんなことをしないからこその丸美屋なのだ。

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