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立地が良くないと商売繁盛は難しいの?

店舗経営に必要なことは「ロケーション、ロケーション、ロケーション」とよく言います。一般論としては、立地と商品力・営業力を考えてみた場合、7対3程度と言われます。立地が7割。売上だけで見ればそれに近いと言えるでしょう。確かに立地がいいことに越したことはありません。ですが、立地がいいところは大抵地代家賃が高いのです。ですから、これを利益で割り戻してあげないといけません。と考えると案外5対5ぐらいで収まるでしょう。しかし立地がいいところは客通りがいいことは否定できません。やはり立地は必要不可欠なのでしょうか。

もしこれが正しいならば、いい立地を確保できなければ、店舗商売はやるべきではないことになります。立地のいい場所は家賃も高いし、そもそもそこで店を構えている人が手放そうとしません。運が良くない限り、いい立地を確保できません。古い感覚であれば、その通りです。やはり立地です、と言い切ってしまいます。

しかし時代が変わり、商売の成功において、必ずしも立地のウェイトが高いままではなくなっています。今は店でもSNSやネットを活用すべき時代です。

店のネット集客と言うと一番最初に浮かぶのが、楽天やアマゾンのようなネットショッピングモールや、ぐるなび、食べログ、ホットペッパーのような広告掲載サイトでしょう。そこに登録されている店の方も多いですね。このような大型のモールやサイトは、大方、駅前デパートのようなものです。集客力はあります。

デパートに買い物に行く方ならばわかると思いますが。デパートの中でも入り口やエスカレーターの近くの店は入りやすいですし、遠くまではいかない場合がありますね。ですからデパートのテナントでも人通りが多いところはやはり高いのです。それと同じようにネットショッピングモールや広告掲載サイトでも上位表示させるためには、これも高い費用が掛かります。正直、財務体力のない店は上位表示をあきらめざるを得ません。それでもデパートの中にいるのだからと納得する方はそれでもいいでしょうが、大抵の店は、実はデパートの中のさびれた掲示板に、この店はデパートのどこかにあります、あるいはデパートの外に屋台を構えてます、お金を十分にお支払いいただいていないので、あんまり情報は差し上げられないんですが、くらいな扱いなんですよね。それに気づいていない人が多いこと。

ここではっきりと言います。「それにしても、ネットは広大だわ」。まだ空白地帯が無限にあります。そこで目立つチャンスもたくさんあるのです。今までは資本力がないと大きなビルを建てられませんでしたが、ネットの世界ではお金をかけずに大きなビルを建てて、目立つチャンスがあるのです。むしろ巨大ビルと言うよりは平屋の店に、巨大なバルーンやのぼりが立っているイメージでしょうか。

ここで来店には「衝動来店」と「目的来店」の二つがあることを知りましょう。前者は他に目的があり、そのついでに来店する場合、後者は、その店に行くことが主目的で来店する場合をいいます。立地がモノを言うのは、衝動来店のことです。最初から目的来店だけのお客をターゲットにして集客活動を行えば、そこまで立地にこだわる必要はなくなります。

その店に行かなければならない理由(店の魅力的なコンセプト)を作り、その理由で来てほしい客を絞り、その客に適切な手段と適切なメッセージを、適切なタイミングで届けること、これらがリアルな立地以上に重要なことなのです。

ネットの時代であっても、リアルな店舗を運営する以上、リアルな「いい立地」に左右されることは否定できません。それを補う、さらに覆すのが、商品力(店のコンセプト)や営業力(販促)、とりわけネットやSNSでの営業力と言えるでしょう。

今、考えるべきことは、リアルな立地の他に、ネット・SNSの立地です。そして後者の「いい立地」は、まだまだ自分で作り出すことができるということなのです。立地戦略はリアルとバーチャルの二つを上手く組み合わせて考えなければ、なりません。そのように考えると、立地が良くないと商売繁盛は難しいと言えるでしょう。

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