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ケンコーマヨネーズに見る、主役を引き立てることで自らを引き立てる技

ケンコーマヨネーズはサラダ、和惣菜等があるが、マヨネーズ、ソース、ドレッシングなどのどちらかというと脇役だ。しかも名脇役。先日2月22日にお亡くなりになられた大杉漣さんのようなバイプレーヤーである。主役を引き立てる存在なのだ。ここで主役とは家庭で作るレシピと言うことになる。

彼らが主役を引き立てるために行っているのが、彼らが登録商標を持つ「ARTWICH(アートウィッチ)」。これはサンドウィッチ等の断面をアートのようにデザインしたものであり、SNS映えするフォトジェニックメニュー。いくつか例を上げると「たまごタワー」。半熟目玉焼きの他、スクランブルエッグ、そぼろ卵、半熟煮卵、厚焼き卵をパンで5層に包んだもの。この中でケンコーマヨネーズのグッドテイスト卵サラダ、惣菜亭®厚焼卵を使うようにしている。次に「パスタタワー」。たまごシェルマカロニサラダ、ケンコーディライトマカロニサラダ、スパゲティナポリタンとパン。パン以外はケンコーマヨネーズの食材を使っている。「パスタタワー」に至ってはまさに主役を食うくらいの勢いだ。

断面アートへのこだわりはパンだけでなく、ご飯にも及ぶ。いわゆるおにぎりサンドだ。例を上げると「うな重風」「照り焼きチキン丼風」「かつ丼風」「海鮮チラシ丼風」等。色とりどりの具材が見える切り口はまさに芸術である。

その他クロックケーク(CROQUE CAKES)。これはフランス発祥のクロックムッシュをケーキのようにしたもの。こちらで上げられているレシピ、4種のグリル野菜と厚切りカボチャのミネストローネ、スモークサーモンとアボカドシルタースタイル掛け等はフォトジェニックなもの。メニュー撮影の参考にもなるので、下記のサイトをのぞいてほしい。

http://www.kenkomayo.co.jp/salad/trend/croque-cakes

また、フーディーズサラダというコンテンツが興味深い。フーディー(Foodie)とは食べ物に関心の高い人、食べることが大好きな人のことをいう。そんなことを言ったら、全員だろう。そのフーディーを7つのタイプに分類して、それぞれにお薦めのサラダ料理を用意している。7つのタイプと、キーワードをそれぞれ記載しておく。①食セレブ派(時間とお金に余裕がある層:こだわり食材、贅沢感、新顔野菜、パーティフード)、②先進ビジュアル派(SNSにどっぷり浸かり中:インスタグラマブル、べジセントリック、インバウンド、個性派食材)、③いそがし派(昼は商談、夜は事務作業、仕事の合間に短時間で食べる層:一色完結、健康配慮、味変)、④はらぺこ派(ラーメン、揚げ物などがっつり系:ギルトフリー、爆食べ、メガ盛り、べジブロス)、⑤健康・美容第一派(健康が美への一番の近道:ラクト・オボ・ベジタリアン、べジセントリック、NY発)、⑥アスリート派(目標は細マッチョ:高たんぱく、ヘルシー、低糖質、ボディメイクフード)、⑦伝統良識派(料理に厳しい母のおかげで和食に自信あり:和惣菜、発酵食品、甘酒)。各分類のお勧めサラダの内容や、詳しくは下記サイトをのぞいてみてほしい。これらの分類の仕方も販促やメニュー作りに大いに参考になる。

http://www.kenkomayo.co.jp/salad/trend/foodies-salad

以上を見る通り、ケンコーマヨネーズの商材自体は、決して単独で主役をはれるものではない。しかしながら主役を引き立てる名脇役としての大きな存在感がある。家庭で作るレシピの華やかさを提供し、その中で脇役であることに徹することができる。主役ばかりが目立つ世の中ではあるが、このような名脇役がいてこその主役であることを忘れてはならない。自らは目立たず、主役を引き立てることができるのも大いなる才能。改めて大杉漣さんに冥福をお祈り申し上げたい。

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