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流行の最先端を行く、日本の女子高生はグルメをどのように検索しているの?

以前より、日本の女子高生のトレンドを追っていけば、何が流行するかをいち早くとらえることができると言われている。そこで彼女らが検索を現在どのように行っているかというと、まだ検索サイトによる検索が多いものの、最近、SNS検索が目立ってきたという。『宣伝会議』の調査によると、母数1,600名ではあるものの、前に記載した割合を検索サイト(ググる)、後の割合をSNS検索(タグる)とすると、ジャンルごとの割合は次のようになる。①ファッションのトレンド(54.1%:40.1%)、②芸能人情報(55.2%、39.4%)、③イベント・レジャー(58.2%、31.1%)、④グルメ(66.5%、35.6%)となっている。

 

検索の流れとしては、気になるハッシュタグから、お店の雰囲気や、料理がSNS映えするかどうか、という点を想像しながら、グルメ情報サイトやグーグル検索でお店のホームページで情報をより深彫りしていく。どちらかしか使わないのではなく、どちらも使い分けるようだ。ここで強調したいのは、タグることの重要性が以前よりはるかに増してきているという事実だ。

 

特にグルメについていえば、有名人が薦めているとか、グルメサイトでいいこと書いてあるとか、どこかの大人が何か言っている、そういうこと以上に、同じ世代の、あるいは同じ感覚を持った人の意見を重要視しているということだ。この傾向は強まるこそすれ、弱まることはない。

 

テレビ広告ですらも、以前(というかかなり昔のCM)、「続きはウェブで」といってURLを記載していたが、今やハッシュタグを記載しているCMも決して珍しくはなくなった。番組内でも、視聴者のリアルタイムツイートを画面の下に出している時代だ。思えばニコニコ動画は画面いっぱいにリアルタイムでつぶやきまくっている。同じ意見があるだけでもホッとするし、違う意見があってムカつく場合もあるし、別の気づきをもたらしてくれる場合もある。そもそもニコニコ動画の面白さは、元の動画よりも、タグの付けあい合戦による、ユーザーのクリエイティビティにある。

 

番組制作を見ているだけでも、地上波をメインとして、スポンサー主導・制作側主導の番組の作りから、ニコニコ動画は、元ネタはともかく(MADとか、テレビ番組の編集も含め)、そこにユーザー視点を文字(短い文章)で加えていった。ユーザーと共に番組を作り上げていくコンテンツに近い。その点、abemaTVは「ユーザー視点」そのものの番組制作といえようか。

 

検索についても、グーグル検索は、グーグルのアルゴリズムそのものが左右し、グーグルと専門業者の追いかけっこによるSEO対策による情報の偏向、グルメサイトはサイト運営業者にお金を積んだ店が上位表示される等、少数の者が情報を歪めることができる。SNS検索では、現状では、少数の者が絶対的な権限を持つことのできない情報空間となっている。それが正しいかどうかはわからない。紀元前のギリシャにおける直接民主主義が、衆愚政治を生んだという歴史もある。完全民主主義により、国民が絶対的に正しい意思決定をするという保証はないが、少数の者たちの権限によって情報が偏ることは生理的に受け付けない、ただそれだけである。

 

そんなことを国民(女子高生?)は、直感的にあるいは生理的に感じているかどうかはともかく、流れとしては、自分にとって身近なユーザーたちの最大公約数の意見を重視している、ということは確かだ。その意味において、飲食店の販促において、ツイッターやインスタグラムの活用を重視することは、決して間違ったものではないということがわかってもらえると思う。

 

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