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伊藤園のSNS戦略―Twitterでユーザーを受け止めてからHPへの誘導―

伊藤園のTwitter画面を開けると、一面の茶畑。緑色は人を和ませる。和ませる企業イメージなのでがつがつしたところはない。

新製品の情報を軽くツイートして、本体のホームページに飛ばす。その先でもきっちりと商品の特徴を書いているだけで、優雅さを感じる。ティーバッグ、インスタントのお茶の楽しみ方も、押し付けるのではなく、軽くすすめている。

正月明けには、正月太りが気になる。そこで「体脂肪に緑茶カテキンの効果」(2018年1月5日)というお勉強コンテンツを読ませるために、本体のホームページへ誘導している。その他のお勉強コンテンツには、「和食をもっと美味しくする緑茶の効果」(2017年10月14日)もある。

健康ミネラル麦茶が1ケース丸ごと当たるキャンペーンはTwitterでは告知にとどめている。内容は「1126(いい風呂)人むぎ茶!ゴクゴクプハー顔体験キャンペーン」。毎週100名に抽選でケース丸ごと(65ml×24本入り)プレゼント。キャンペーン期間中(2017年11月20日~2018年2月11日)は何回でも応募できる。

伊藤園と言えば、おーいお茶のペットボトルや缶等のパッケージに印字されている「おーいお茶新俳句大賞」だが、Twitter上では「俳句フォトコンテスト」を開催した。今回は「琵琶湖」「あなたの街の身近な自然」をテーマに、写真とそれにまつわる一句を募集。大賞に選ばれた人に商品券と入選した俳句フォトのQUOカードをプレゼント。

季節感あふれるコンテンツとして、冬の抹茶の季節に合わせ、抹茶アートを動画にしている。抹茶アートとは黒いつやのある板の上に、抹茶をぶちまけて、筆等でアートを描くもの。黒と緑で作り出された情景は芸術そのものである。

伊藤園の「あなたはどっち派」コンテンツは、①「ストレートのほうじ茶」→いいね。「ほうじ茶ラテ」→リツイート。また、10月1日の日本茶の日にちなみ、②「ティーバック」→いいね。「インスタント」→リツイート。③タリーズ缶ブラックどちら派として「390ml」→いいね。「285ml」→リツイート。これらは特にキャンペーンを絡めていない。ちなみにタリーズコーヒーは株式会社伊藤園の完全子会社である。

「恋する俳句プロジェクト」では、恋を題材にした俳句を掲載した、「おーいお茶秋のLoversボトル」を発売するにあたり、俳句を募集した。これはTwitterではなく、Instagram上に好きな画像に俳句を付けて、#koi575を付けて投稿。受賞者のコンテンツはパッケージに印字される。春に向けては「桜俳句」を大募集していた(2017年11月20日~同年12月22日まで)。

最近は春を意識させるピンク色、桜満開ボトルのキャンペーンを打ち出している。2018年2月19日~3月4日まで、LINE限定でキャンペーン応募フォームより応募。有村架純さんの直筆サイン入りポスターを3名様、お~いお茶桜満開ボトル(525ml)1ケース24本入りを100名様にプレゼント。ちなみに桜満開ボトルには、中谷美紀さんや有村架純さんの俳句がデザインされたパッケージもあるらしい。加えて、コンビニや駅売店限定でリラックマのオリジナルペットボトルカバーがついてくるキャンペーンも行っている。まさに満開気分だ。とうぜん、桜満開ボトルお~いお茶特設サイトも用意している。こちらは一面ピンク色だ。

コンテンツを読ませるにあたっても、キャンペーンに参加させるにしても、まずはTwitterで受け止めて、ワンクリックさせてホームページで詳細を記載している。先をそう急がず、まあゆっくりお茶を、と言わんがばかりの優雅さだ。

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