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SNSは本当に購買につながっているの?という素朴な疑問に答える

トレンダーズ株式会社(以下、「トレンダーズ」と略す)とは、企業のコミュニケーション活動を支援するPR会社であるが、2016年5月に女性のSNS利用と消費行動に関する調査を実施した。詳細はトレンダーズのプレスリリースをご覧いただきたいが、SNS戦略に役立つ調査結果が出ているので、いくつか分析結果をピックアップして論じてみたい。

SNS利用者には大きく3つあると論じたが、ざっくり分けると2つになる。それがトレンダーズのいうところのインフルエンサー型、フォロワー型である。前者が情報発信型、後者が情報受領型となる。

さて、表1はSNSの投稿を見て、インターネットで商品を購入したことがあるかを示したものである。

(表1)SNSの投稿を見て、インターネットで商品を購入したことがあるか。

出典:トレンダーズ株式会社「女性の SNS 利用と消費行動に関する調査」(2016)

これによれば、インフルエンサー(情報発信)型の利用者は購入度合いが高いことがわかる。63.2%が購買行動をとっている。フォロワー(情報受領)型でも46.1%、つまり半数弱が購買行動をとっていることになる。これは高いと言ってよいだろう。

次に、表2はSNSでどのような投稿を見たときに、商品が欲しいと思うかを示している。

(表2)SNSでどのような投稿を見たときに、商品が欲しいと思うか。

出典:トレンダーズ株式会社「女性の SNS 利用と消費行動に関する調査」(2016)

表2によれば、「画像のきれいな投稿」「内容に共感した投稿」「商品の体験談が書かれた投稿」がそれぞれ多くなっている。

つまりInstagramであれば当然のことだが、Twitterであっても売りたい商品(飲食店にとってはメニュー)の画像は不可欠である。なるべくシズル感があふれるか鮮やかで目を見張るような写真が良いだろう。その点はInstagramとTwitterでは少しイメージが異なる。例えば、井村屋さんのTwitterから画像を拝借すると次の通りだ。

Instagram(左)、Facebook(右上)、Twitter(右下)でそれぞれどんな写真を上げたらいいかの一例だ(Twitterは本当に一例(笑))。さすがにSNSの達人。

商品の体験談が書かれた投稿は、フォロワーがそのメニューになんらかツイートしてくれて、それに店がリツイートする形が望ましい。但し、あまりに全員のツイートにリツイートしていると、リツイートで埋まってしまって、自社のコンテンツが発見しづらくなるので要注意である。また、Twitterは文章で写真では伝えられない、魅力的なストーリーを伝えることができるのは非常にプラスと言える。そもそも「内容に共感した投稿」とはTwitterでしかありえない。

内容に共感した投稿とは、昨日のブログでも論じたが、例えば「日常生活の描写」「ユーモア」「健康関連」「価格志向」「家族志向」が当たる。トレンダーズは女性向け商品・サービスのPR会社であるから、女性を対象とした調査になっているが、ここで得られた調査結果は、男女ともにSNS戦略に役立つヒントを与えてくれる。

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