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ロードサイド型店舗の場合、道路の交通量よりも店に入りやすいか出やすいか

一般的に道路の交通量が多ければ多いほど、集客に好影響を与えてくれることは間違いありません。ただ、交通量が多ければそれでいいのかというと、それも違います。車を運転しているとわかるとおり、ドライバーは色々な景色をキョロキョロと見ていることはありません。ドライバーは対向車や前方との車間距離、道路標識、信号機等注意しなければならないことばかりです。いわゆる安全運転に関する情報を中心に視界に入れて、情報処理をしています。そんな中でよほどあなたの店が目立たないと、ドライバーが気付いてくれることはありません。

混んでいるときはどうでしょうか、偶然、あなたの店を眺めやすいところ止まっていたら、非常にラッキーと言えますが、それでも来店するかどうかはわかりません。かなりおなかがすいていて、今めちゃくちゃラーメンを食べたい気分だったとか、トイレに行きたくて、ラーメンぐらいだったら一杯食べていってやるか、ぐらいなときに来店が促進されることはあるでしょう。

また、ドライバーは長時間運転をしていると、風景慣れをしてしまい、郊外の店はその風景の一部として溶け込んでおり、そもそも店として知覚していません。5分以上運転し、同じ道を走っていると多少の変化に気づきづらくなってしまうのです。

ドライバーの視野は案外いい加減なもので、スピードに反比例して狭くなるということもあります。さらにトラックやバス等の大型車両が前後を走っていますと、視界も遮られます。このような渋滞道路では、交通量が多いはずなのに、店舗の視界性は物凄く悪いものになってしまうのです。

店舗前を走行するドライバーが、店舗を自然に知覚するためには、100m手前から店の看板が良く見えることが大切です。これは時速40kmで、看板を知覚し、店に立ち寄りたいと思わせ、ウィンカーをチカチカさせてブレーキをかけ、ゆっくりとハンドルを切って駐車場に侵入するために必要なほんの5秒程度の距離に相当します。5秒以内で立ち寄りたいと思わせる動機付けがあなたの店づくりや看板、のぼりにあるでしょうか。

また運転は得意な人ばかりではありません。そうするとさらに安全情報に気を取られ、視界が狭くなります。もう一つ、普通自動車と軽自動車を比較しますと、軽自動車の方が、更に視界が狭まります。つまり遠目がきかないというやつです。

店を発見したときに車線変更は可能か、減速して駐車場に入りやすいか、さらに反対車線であった場合の車の通行量はどうか。店を出る際の出やすさはどうか。どこまで進めばUターンが可能か。あるいは裏道を使って、入店出店が楽かどうか等を考えてみましょう。これらは実際に運転して見なければわからないことです。自分自身で運転してみて、スムーズに来店可能であれば、概ね誰でも来店はしやすいでしょう。まずあなたが来店に不便を感じるのであれば、他の人はもっと不便に感じているものです。

交通量の問題と言うよりは、お店に来やすいかどうかの方が重要なのです。特に入店出店のときの心理的負担が少ないことが重要です。もう一つ、駐車場スペースにも、止めやすいかどうか気を使うべきでしょう。出入りする車同士がスムーズにすれ違うことができるかがポイントです。運転の苦手な人にも来やすい店づくりを目指しましょう。

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