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お客の方からやってくる売り手市場

行列のできるレストランしかり、世の中にはお客さまを追わない会社(店)があります。こういうところはお客さまの方から自然にやってきます。今どき、数多くの選択肢があるというのに、なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

 

結論から申し上げますと、要するに「売り手市場」というものです。売り手よりも買い手の方がはるかに多い場合、その商品やサービスは「売り手市場」になります。売り手市場になれば新規顧客の開拓に奔走せずに済みます。仕事だけに集中して既存顧客により多くの時間をかけられるようにもなります。そうしますと自分のブランドを強化できるので、競合他社との価格競争に巻き込まれることもありません。

 

売り手市場と聞くと、昨今の新卒採用を思い浮かべることができます。比較的に人気の高い会社に入りやすい時代。入るのに苦労しないからなのか、やりたいことをやりたいという気持ちに素直になっているのかはわかりませんが、数か月でやめる人も続出していると聞きます。まさに会社人事部受難の時代といえるかもしれません。自分は味わったことがありませんが、1980年代末のバブル時代は、もっと入社が容易だったのでしょう。なのでビジネスも売り手市場を目指すべきです。シンプルに言えば、供給(会社や店)よりも需要(お客さま)の方が多いビジネスということです。売り手市場のビジネスを探すことも一苦労ではありますが。

 

とかく現代社会はスピードが速く、何が当たるかも不透明な時代です。しかも、一度大当たりしたとしても、その成功モデルにいつまでもしがみついていては、「一寸先が闇」のようなことも起こりえます。本当に予測不能な世の中です。数年前に通用したアイデアの多くはもはや通用しません。ネットによって情報が瞬時にいきわたるため、成功モデルを研究されて、その改良版に人気が集まり、すぐに奈落の底に落とされます。

 

進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは「種の起源」という著書の中で「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」という言葉を残しておりますが、現代のビジネス社会がまさにそれを言い表しているように思えます。変化ができない組織は廃れていきます。今は大企業が比較的に安泰だと言われる世の中ではありますが、今後は人を抱えすぎた大所帯は段々経営がきつくなってくるでしょう。

 

売り手市場に入り込めば、お客さまが勝手にやってくることも夢ではなくなります。もちろん最低限の知名度は必要になりますが。間違いなく言えることは、お客が増え、低価格にすることもなく、ビジネスチャンスも増え、何よりも人生が楽しいものになるでしょう。問い合わせに来るメールや電話は冷やかし客ではなく、間違いなく見込み客の宝庫になってくるはずです。

 

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