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はなまるうどんのSNS戦略―コラボレーションで話題性拡散―

蕎麦屋はなんとなくダメだった。ここは単純にうどんを見てみるか、と最初に向かったのがはなまるうどんの公式Twitterカウント。そば屋のTwitterという暗いトンネルを抜けると、そこはパラダイスだった!

 

温玉ぶっかけ半額キャンペーン(2018年の1月、2月、3月の15日限定)において、HKT48の指原莉乃さんがプロデュースをしているアイドルグループ「=LOVE(イコラブ)」がキャンペーンPRにコラボレーション。メンバーの一人一人が、「温玉ぶっかけ」を宣伝している。ちなみにイコラブは、はなまるうどんの美と健康アンバサダーに就任している。イコラブのコンテンツの中にはなまるうどんが完全に埋まってしまっているのが、良いのか悪いのか。

 

はなまるうどんはコラボレーションも多い。直近のものとしては、アニメ(ゲーム)の刀剣乱舞(とうらぶ)とのコラボレーション。登場するキャラクターが作ったうどんレシピを基に再現したコラボメニュー「栄養満点!へし切長谷部のうどん」を店舗限定、期間限定で販売した。漫画やアニメの再現料理は話題性も抜群だ。ディズニー映画「レミーのおいしいレストラン」に出てきた色鮮やかなラタトゥイユはあまりにも有名。

 

(レミーの再現ラタトゥイユの作り方)

 

コラボレーションをすると、以上の例でいえば、イコラブのファンも取り込むことができる。ツイート、リツイートも大いに盛り上がり、話題性で拡散する。例えば自分も「へし切長谷部のおうどん」食べました。と画像付きでツイートしてくる。それにレシートもファンにとっては記念物『「刀剣乱舞―花丸―」タイアップ。主の体調管理も俺の仕事だ。』へし切長谷部というキャラクター自体が「主のために、という忠誠心の篤い男」という設定だから、このセリフの書いてあるレシートはファンの垂涎者である。レシート1枚でも記念品になる。これは注目だ。ちなみに「主命とあらば」が彼のセリフ。店員さんが、このうどんを注文した客に対して「主命とあらば」と言ってくれる人もいたとか。ファンならば、毎日でも食べたくなるかもしれない。

 

はなまるといえば、濃厚豆乳担々麺がまろやかピリ辛で美味しいが、見た目もインスタ映えする優れモノだ。どんなに美味しいものでも、一時期流行らなければ、没メニューになってしまうこともある。そんな中、昨年10月に、没メニューとなった「ビリビリサンラーうどん」が限定的に(再)復活した。こういう復活キャンペーンも、以前の顧客を再び呼ぶこともできるし、今の客にも古いながらも新しい味覚を提供できる。

 

コラボレーションと言えば、吉野家とも「はしご定期券」というキャンペーンを行っていたことがある。期間中、吉野家とはなまるどちらでも毎日「丼・定食・皿・カレー」が80円引き、あるいは「うどん一杯ごとに天ぷら1品無料」になるお得な定期券というもの(税込300円)。このように相互で顧客紹介につながるイベントももっと飲食店同士でやるべきだろう。

また、2月14日のバレンタイン及び都内三店舗限定で、ハート型のお揚げの乗っている「バレンタインうどん」を発売するようだ。チョコレートに関係なくても飲食店でバレンタイン企画は打たないと損だ。

はなまるうどんのTwitterに一つだけ問題があるとすれば、コラボキャンペーンのツイートやリツイートで埋まってしまって、その他のコンテンツが埋もれてしまっていることだ。所詮リアルタイムコミュニケーションで過去のツイートは見ないと割り切ってしまえば問題はないのだが。

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