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あなたのTwitterではセコムしてますか

セコム株式会社とは、日本初の総合的警備保障会社であり、この手の企業では日本最大手でもある。Twitterの展開はかなり特徴がある。ひたすら安心・安全のお役立ち情報しか書かないという点だ。

安心・安全情報を大きく分けると「子供の防犯」「子供の防災」「子供の健康管理」「子供ブログ」「女性の防犯」「女性の防災」「女性のコラム(防犯・防災)」。

危険に合わないようにするには、というテーマで非常に参考になる。例えば「子供の防犯」というテーマでは、「「知らない人について行ってはダメ」といいますが、例えば近所の公園で時々見かける人等を子供は「知っている人」と認識してしまうことも。「お父さん、お母さんが知らない人は「知らない人」だよ」等と、具体的に教えるようにしましょう。」

「女性の防犯」というテーマでは、「新年会も落ち着いた頃・・・といいつつ、寒い夜にお友達の家で鍋パーティ等を企画されている方もいらっしゃるのでは?帰宅が夜遅くなる時は、周囲への警戒心を忘れず速足で歩きましょう。明るく人通りのある道を選んで歩くことが大切です。」

「子供の健康管理」というテーマでは、「外出後の手洗いは、手や指についたウィルスを除去するために最も有効とされていて、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。帰宅後や食事前には必ず石鹸で手を洗い、汚れた手で目や口、鼻を触らないよう、お子さんだけでなく家族皆で心掛けましょう。」

「子供ブログ」では、子供の防犯対策、通学や通塾時の注意、インターネットでの問題点、留守番時の注意等、を「子供の安心子育て」という視点で記載。Twitterから本ブログサイトへと誘導している。

これだけのコンテンツを毎日数回上げているため、以前、「女性に対する痴漢に関する注意」で炎上したことがある。その内容は、「痴漢に新手の行為が出現。匂い嗅ぎ痴漢、密着痴漢と呼ばれ、混んでいるのを理由に体には触らないがギリギリまで接近し女性の匂いを嗅ぐ行為。 直接触らないでかばんを女性の体に押しつけても、女性が不快に思えば痴漢。満員電車やエレベーター、エスカレーターもご注意を」。これに対してはネットで「女性が不快に思えば痴漢」と言う言葉に反応し、「満員電車は痴漢のオンパレードだ」「痴漢冤罪の被害から男性を守るためのセキュリティサービスでも展開しろ」とか大炎上。その後、すぐに「女性が不快と思えば痴漢に疑われることもあるので、男性が冤罪に疑われることの内容にご注意くださいというのが言いたいことでした。言葉足らずでお詫びします。」と捕捉訂正され、鎮火した。この辺はさすがセコムの対応力である。とはいえ、炎上しなけりゃそのままだろ、とか中の人(女性)の本音だよ、とはネット民の意見。

セコムと言えばどちらかというと、イベントや会社の警備、現金輸送の護衛等、なんとなくB2Bのイメージが強いが、ホームセキュリティのサービスも行っているので、B2Cにも力を入れている。家庭への防犯サービスの販売もあることから、Twitterでの女性・子供の安心安全に対するコンテンツは潜在顧客に対する訴求力がある。

Twitterでは特にフォロワーを増やすための工夫をしているわけでもなく、商品やサービス等の告知を積極的に行っているわけでもない。ひたすら安心・安全をテーマにした情報をコツコツと営業日に毎日書いているだけである。知っておいた方がいいことをひたすら書く。

サービスの性質上、不安を煽って売ることは企業イメージもあり、避けたいところだろう。そもそも防犯の必要性については、テレビや新聞で、連日、犯罪の情報が否が応でも、潜在顧客(我々一般人)に対して伝わってくる。

安心・安全は、読者にとって身近であり、誰もが「自分ゴト化」できるテーマである。その自分ゴト化に、企業に対する共感を覚える。営業電話ってかかってくるだけでもウザい。Twitterでも飲み放題だの、メニューの告知なんて、知りたくない奴にとってみれば単なるウザい情報でしかない。あなたが知らせたい情報でなく、お客が知っておきたい情報をひたすらつぶやくのがよろしい。店の情報やメニューの告知でなくて。

あなたのTwitterはセコムしてますか?

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